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さまざまな人のしあわせを考え、それを叶えるために活動しています。
さまざまな視点で福祉を学ぶことができるのが、この学科の良いところ。福祉研究一筋の先生や、企業での実務経験を経て福祉の世界へこられた先生など、先生方も実に多彩です。このような環境のもと、さまざまな視点で福祉を学ぶうちに、「福祉」は高齢者などの特定の人だけのものではなく、社会全体のものだと学ぶことができました。私が社会福祉法人四恩学園(大阪市)での学生活動を立ち上げたのも、「社会に生きる私たち一人ひとり」が、福祉の当事者であるということに気づけたからです。四恩学園での活動では、コロナ禍の影響で、外出も人との接触もできないお年寄りがいることがわかったので、ご希望を聞き私たちが代わりに外出した動画をご覧いただく「模擬外出」を提案しました。これからも「一人ひとりのしあわせをデザインする」という福祉にとって重要な原点を忘れず、この活動を続けていきたいと考えています。
福祉で学んだミクロな視点が、現在の仕事に活かされている。
医療機器を提供する仕事で接するのは、病院長をはじめ検査技師や看護師など医療関係の方がメインで、使用される患者さんと接することはありません。販売だけなら機器の特徴などを紹介すれば良いのですが、私は常にその先におられる患者さんを意識するようにしています。それは、「一人ひとりのしあわせ」というミクロの視点で物事を考える福祉の世界を学んだからこそだと思います。これからも、「患者さんにとってどんなメリットがあるのか」という視点に立ち、医療機関のお困りごとに真摯に向き合う存在でありたいです。
高校生のときから「子どもを守る仕事がしたい」と福祉に関心を持っていました。桃大で学ぶなかで「子どもだけでなく家族を地域で支えていく仕組みやつながりが必要」と思うように。生まれ育った香川の地域福祉に携わりたいという思いからこの職場を選びました。
現在、地域福祉・ボランティア担当として、住民の方の生きがいづくり、地域を支える担い手づくりのための研修講座の企画のほか、福祉関係者とのネットワークづくりなどを行っています。県社協職員として地域のニーズに応えていくためのしかけ役になれるよう丁寧に声を拾い、コーディネートしたいです。「つながり」を大切にするという社会福祉学科での学びは、現在の仕事にも生かされていると感じています。
実は、現在の勤務先は4年次の実習先です。実習で感じたのは、医療ソーシャルワーカーがとてもやりがいのある仕事だということ。患者さんの生活相談、退院後の療養先の提示、行政機関との連携など、病院を中心とした社会福祉の仕事は実に多種多様です。現在は、主にがん患者さんの生活サポートに関する相談に応じながら、地域の医療・介護機関ネットワークづくりにも携わっています。
病院は医師、看護師、薬剤師などのプロ集団であり、その中で同じプロとして仕事をすることに大きな意義を感じます。そして、病院に勤務する一方、桃大の大学院で「終末期患者の療養先」をテーマとした研究にも取り組んでいます。大学と関わりながら仕事を続けられるのも社会福祉学科の魅力ですね。