大阪市西成区の大衆演劇の老舗劇場・オーヱス劇場の経営支援に、本学社会学部社会学科の学生3名が取り組んでいます。ひいきの劇団を追いかける常連さん以外にもファン層を広げたいと、西成区のゲストハウスなどに宿泊するインバウンド観光客にも知ってもらえるように、英語でのSNS発信などを計画しています。
授業で商業施設の空きテナント活用のイベント開催などに取り組んできた3年次の木田隼翔さんらは、地域課題の解決や活性化を目的としたサークル「地域連携委員会 NEXUSWORKS」を結成し、指導教員を通じて紹介されたオーヱス劇場の活性化に若い発想で挑戦することになりました。
オーヱス劇場は1954年のオープンで、月替わりで大衆演劇の劇団が公演しています。公演は演劇と舞踊ショーの2本立てが基本で、各月の出演劇団によって劇の内容もショーの雰囲気も異なり、毎月でも楽しめるプログラムになっています。実際に4劇団の公演を見た木田さんは「客席と舞台が近く、役者さんの流し目と視線が合うとドキッとし、ファンが多い理由がわかります。舞踊ショーは昭和歌謡から最近の音楽まで使うので、私たち若者世代にも楽しめます」と大衆演劇の魅力を語ります。
ところがコロナ禍で客足が遠のき、その後も観客層の高齢化のために客足は戻っていないのが現状です。各劇団をひいきにしている常連客は存在するものの、木田さんによると「客席の3割、多くても4割程度しか埋まっていない」という状態を好転させるため、SNS活用と役者による花魁道中のような大型イベントによるイメージアップを企画。SNSではインバウンドの観光客にもアピールするため、留学生に外国語訳をしてもらうなど計画しています。
現在はイベント開催の経費や活動費用などをまかなうため、活動の一環として6月30日までの期間でクラウドファンディングにも挑戦しています。
歴史ある劇場の再建と、周辺地域の活性化に取り組む木田さんたちの挑戦は続きます。
【参考URL】
▼オーエス劇場
https://gekijo.info/gekijou/ouesugekio
▼クラウドファンディング(6月30日(月)まで)
https://readyfor.jp/projects/osgekijyo
授業で商業施設の空きテナント活用のイベント開催などに取り組んできた3年次の木田隼翔さんらは、地域課題の解決や活性化を目的としたサークル「地域連携委員会 NEXUSWORKS」を結成し、指導教員を通じて紹介されたオーヱス劇場の活性化に若い発想で挑戦することになりました。
オーヱス劇場は1954年のオープンで、月替わりで大衆演劇の劇団が公演しています。公演は演劇と舞踊ショーの2本立てが基本で、各月の出演劇団によって劇の内容もショーの雰囲気も異なり、毎月でも楽しめるプログラムになっています。実際に4劇団の公演を見た木田さんは「客席と舞台が近く、役者さんの流し目と視線が合うとドキッとし、ファンが多い理由がわかります。舞踊ショーは昭和歌謡から最近の音楽まで使うので、私たち若者世代にも楽しめます」と大衆演劇の魅力を語ります。
ところがコロナ禍で客足が遠のき、その後も観客層の高齢化のために客足は戻っていないのが現状です。各劇団をひいきにしている常連客は存在するものの、木田さんによると「客席の3割、多くても4割程度しか埋まっていない」という状態を好転させるため、SNS活用と役者による花魁道中のような大型イベントによるイメージアップを企画。SNSではインバウンドの観光客にもアピールするため、留学生に外国語訳をしてもらうなど計画しています。
現在はイベント開催の経費や活動費用などをまかなうため、活動の一環として6月30日までの期間でクラウドファンディングにも挑戦しています。
歴史ある劇場の再建と、周辺地域の活性化に取り組む木田さんたちの挑戦は続きます。
【参考URL】
▼オーエス劇場
https://gekijo.info/gekijou/ouesugekio
▼クラウドファンディング(6月30日(月)まで)
https://readyfor.jp/projects/osgekijyo
取り組みについて話す木田さん
活動拠点である、オーエス劇場
大衆演劇の一座のみなさんと
クラウドファンディングに関するチラシ