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2017.8.25
お知らせ・イベント
経営学研究科主催研究会「経営学への招待」を開催しました
 7月12日(水)、聖ヨハネ館J-305教室において、経営学研究科主催「経営学への招待」を開催しました。
今回の研究会は、現代の経営学の動向をわかりやすく解説し、経営学への関心を深めてもらうことを目的に、桃山学院大学環太平洋圏経営研究学会と共催で開催されました。当日は、本学学生をはじめ、一般の方、教員など計22名にご参加いただきました。

【研究発表】
○「わが国の卸売業における営業職大卒ホワイトカラーの人材育成: 小池和男説の検討」
正亀 芳造教授(本学経営学研究科長)

今回の報告では、労働問題研究の第一人者の一人である小池和男氏が1991年の編著書において提起した「日本の大卒営業職の人材育成の特徴は、通説の主張するゼネラリスト志向にあるのではなく、幅広い専門性にある」とする所説が、いくつかの条件が留保されつつも今日においても一定の真実を含んでいることを、経営学研究科で指導された院生が行った最近のアンケート調査によっても確認できると述べられました。

○「地域活性化のための観光みやげマーケティング」
辻本 法子教授(本学経営学研究科)

欧米から日本へ来る観光客は土産品を購入するという行動があまり見られないのに対して、中国や韓国を中心とするアジア圏からの訪日観光客の観光土産を含む爆買いの振る舞いを、食品を中心に論じられました。東亜諸国からのリピーター観光客の購買対象食品の変化についても興味深い知見が紹介されました。

2つの研究発表において、予定時間を過ぎるほど活発な質疑応答が行われ、大変有意義な研究会となりました。
第2回研究会は11月頃に開催予定です。