本学ビジネスデザイン学部生が産学官連携による若年層の防災意識改善プロジェクトに参加しました。
本プロジェクトは、その発生確率(40年以内)が90%程度に引き上げられた南海トラフ巨大地震(政府の地震調査委員会)に対する若者の防災意識を高めることを目的として開催されました。
本プロジェクトは、本学ビジネスデザイン学部の学生、連携高校(大阪高等学校、大阪夕陽丘学園高等学校)の生徒、参加機関(株式会社セガ エックスディー、パナソニックコネクト株式会社、泉大津市)の産学官連携によるもので、以下のとおり3月19日から約2週間の日程で実施されました。
【スケジュール】
1. 2022年3月19日(土)
あべのBDLにて、アイスブレイクやディスカッションなどを実施
2. 2022年3月21日(月・祝)
泉大津市にて、大学生と高校生が体験型ゲームを体験。ゲーム終了後参加者による講評
3. 2022年3月22日(火)
前日のゲーム体験を経て、各高校周辺地域における状況調査
4. 2022年3月25日(金)
フィールド調査の振返りや、グループワークなどを実施
5. 2022年3月30日(水)
ゲームのシナリオ提案に向けた、ワークショップ
6. 2022年4月4日(月)
高校生と大学生による、参加協力機関および大阪府への提案
※桃山学院大学あべのBDL(大阪市阿倍野区昭和町3-1-57)にて対面実施
本学ビジネスデザイン学部の学生と連携高校の生徒がディスカッションや各連携高校周辺のフィールド調査、グループワークなどを重ね、地域ごとの条件をもとに参加機関に対する提案内容を考えました。プロジェクト最終日の4月4日(月)に、本学あべのBDL(ビジネスデザイン・ラボ)において最終提案発表会が行われました。
最終提案発表会では、若年層に人気のある「街を歩きながらミッションをクリアする体験型防災ゲーム」や「脱出ゲームに見立てた防災ゲーム」など、プロジェクト参加機関である株式会社セガ エックスディー、パナソニックコネクト株式会社、泉大津市に対し、「若者の防災意識改善」に関するさまざまな提案が行われました。高校生4チーム、ビジネスデザイン学部2チームの計6チームが発表し、上位3チームにはそれぞれ、参加協力機関から賞状と記念品が贈られました。
本プロジェクトに参加した連携高校の生徒からは、「大学生の先輩方や大人の方々とプロジェクトに取り組むのは緊張したが、フィールド調査の際、大学生の先輩に付き添ってもらい、アドバイスをいただけたのが心強かった」、「同世代の高校生たちが行動に移すことは難しいことかもしれないが、自分たちの活動を友達に伝えることで、少しでも防災の意識を持ってもらいたい」などの感想が聞かれました。
最終提案発表会の様子
連携高校の生徒による発表
連携高校の生徒による発表
本学ビジネスデザイン学部生による発表
参加機関による賞状授与
本学ビジネスデザイン学部生、連携高校生徒、参加機関関係者による集合写真