起業を目指す学生の課外活動「起業部」の取り組みとして、笠井工務店（本社・大阪市）のご協力のもと、8月22日（金）に東京・浅草周辺でフィールドワークを実施しました。この活動は、笠井工務店が所有する商業ビルの建て替えに際し、学生がビルのコンセプトを提案するためのものです。

フィールドワークでは、ビルの立地や周辺の観光名所、観光客の動向を調査し、浅草駅から徒歩1分、隅田川沿いの便利な場所に位置するビルからは東京スカイツリーや隅田川花火大会が楽しめることが確認されました。また、隅田川、浅草寺、花やしき、ホッピー通り、浅草文化観光センターを巡回する中で、多くの欧米からの観光客が訪れ、暑い中でも着物で観光を楽しむ姿が目立ちました。

学生たちは隅田川で感じた「風の流れ」をヒントに、「歴史の流れ」「季節の流れ」「水の流れ」などを各フロアの内装デザインに取り入れることや、浅草には少ない足湯カフェの設置を提案しました。

笠井工務店の笠井社長からは、「周辺のホテルは部屋が狭いため、3階と4階に家族向けのゲストハウスを展開する計画を進行中。1階には飲食店、2階には隅田川を望むテラス席付きの飲食店を設け、学生からの要望の強かった足湯スペースの導入も検討したい」とのコメントもいただきました。

現在、商業ビルの建て替えか全面改装かは未定ですが、着工から1年から1年半後の完成を予定しており、学生の提案がどのように反映されるのか、今後の展開が期待されます。