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2025.1.29
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【ビジネスデザイン学部】PBL(課題解決型授業)本選/予選を通過したグループがビジネスプランを発表(2年次生)
ビジネスデザイン学部の学生が企業の課題を解決するビジネスプランに取り組むPBL(課題解決型授業)の成果を競う本選が1月14日(火)と15日(水)、課題を提示していただいた企業(クライアント)の皆さんも審査員として臨席して行われました。
PBLは学生が5名程度の班に分かれビジネスプラン作成に取り組みます。学生たちはクライアント企業の事業の理解、業界や経済の動向の把握、ビジネスのニーズを探る調査や収支見通しなど多岐にわたる作業に取り組む中で、リーダーシップやチームワークも磨きます。

◇2年次生はコイズミファニテック株式会社

2年次生のPBL応用のクライアントは小泉産業株式会社(本社・大阪市中央区)グループのコイズミファニテック株式会社です。小泉産業は1716年創業の老舗企業で、コイズミファニテックは学習机のトップメーカーでベッドマットレスなども手掛けるグループ会社です。いただいた課題は「コイズミファニテック社の、新たな成長ビジネスを提案してください。」です。35班による予選を突破した7班が発表したビジネスプランは次のようなものです。

・07クラス3班「思い出を紡ぐ宝箱」:
思い出の品の収納棚に変化する組み換え式ベビーベッドと子育て日記帳で子育ての幸福感に寄り添い、顧客との長期的な関係をECサイトによるリピート購入につなげる。=教員賞2位、クライアント賞2位

・03クラス2班「SPOTRESS」:
マットレスのサブスク(定額利用)を学生スポーツ寮で開始して認知度を上げ、社宅や独身寮、個人へと広げ、将来は海外展開も。「勉強机の会社」から「睡眠の質を上げる会社」へのブランディングを果たす。=教員賞1位

・07クラス4班「GREEEEENITY」:
オフィスビルの屋上にドーム型テントと木製家具、植物で屋上ガーデンを設置し、社会人のストレス低減と生産性向上を図る。オフィスビルの価値向上も。

・06クラス4班「感謝の気持ちを伝えられて親孝行できる社会へ!」:
結婚式で親への感謝を伝えるプレゼントを学習机のリメイクなどによって製作し、結婚披露宴で手渡すサービス。新たな顧客接点を生み出し、価値ある体験を提供する企業に。

・06クラス1班「家族と共に12年~親と子供とコイズミの成長」:
学習机の購入者に会員登録を促すプレゼントを用意し、小中高12年間にわたって学び・遊びに関する情報を雑誌とネットで提供。顧客データを活用して新商品、新事業を開発する。=クライアント賞1位

・05クラス4班「ファニレンタル」:
小泉グループの商品の良さを知ってもらうレンタルサービス。不動産業者と連携し、1人暮らしを始める大学生、新社会人、単身赴任者に高品質の机やマットレスを利用してもらう。ポイントカードの発行も。

・04クラス1班「TIDY+」:
やりたくない家事の代表である片付けを楽しくする月額500円のポイント付与サービス。片付ける前後の部屋の写真を登録して得たポイントを使い、思い出の写真の振り返りや悩み事相談の掲示板機能も。

審査していただいた小泉産業経営企画管理部の甲斐和弘さんは「受賞したチーム以外も(プランを仕上げる)最後の追い込み、頑張りぶりがにじみ出ていました。(製品を販売するだけで顧客とのつながりを維持できていないという)ファニテック社の課題と何を目指すべきなのかが、切り口が違っても各発表に共通していました。私たちもわかっているけど自分たちでは打破できないと感じていた課題に対し、商品の機能だけでなく思い出や情緒、物語り、コミュニケーションを提供していくことが対案され、改めて気づきを提供していただけました。大変インパクトがあり、取り入れられるものは前向きに取り入れていきたいと思います」とクライアントとしても成果を得られたことをお話しいただきました。

当日の様子

PBL応用でクライアント賞を受賞した学生たち