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2025.2.4
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【ビジネスデザイン学部】PBL(課題解決型授業)本選/予選を通過したグループがビジネスプランを発表(1年次生)
ビジネスデザイン学部の学生が企業の課題を解決するビジネスプランに取り組むPBL(課題解決型授業)の成果を競う本選が1月14日(火)と15日(水)、課題を提示していただいた企業(クライアント)の皆さんも審査員として臨席して行われました。
PBLは学生が5名程度の班に分かれビジネスプラン作成に取り組みます。学生たちはクライアント企業の事業の理解、業界や経済の動向の把握、ビジネスのニーズを探る調査や収支見通しなど多岐にわたる作業に取り組む中で、リーダーシップやチームワークも磨きます。

◇1年次生は尼崎信用金庫の課題に取り組む
1年次生のPBL入門のクライアントは尼崎信用金庫(本店・兵庫県尼崎市)で、「若者層(18歳から30代前半)のニーズに応える、尼崎信用金庫の新ビジネスを提案してください。」という課題です。約40班から予選を勝ち抜いた7班が当日発表され、ビジネスプランを発表しました。
7班が発表したプランは次の通りです。
・03クラス6班「Amashin Connect」:
個人経営飲食店向けのバイトアプリ。チェーン店ではない飲食店で働きたい若者を紹介し、給与振り込みは尼信の口座に限定。

・07クラス6班「Shop Step up(SSU)」:
小売店などを起業したい若者がSSUにデモ出店し、売り上げが良く将来性が認められれば本格出店のための融資や経営指導を提供する。=クライアント賞

・04クラス2班「あまベジspread」:
尼崎市内で生産されたあま野菜の販売機を尼崎信用金庫の支店前に設置し、個人が生産者に注文した野菜を受け取る。支払いは尼信の口座のみ。

・07クラス1班「Smile Step」:
転職を希望するひとり親と人手不足の企業を結び付ける人材紹介会社を設立、尼信が把握している企業の内情を踏まえてミスマッチのない紹介を行う。

・06クラス1班「あまちゃん喫茶」:
尼信の職員に不動産や車の取得、子育て費用などについて相談できる喫茶店。信金のサービス紹介だけでなく、中小企業への顧客紹介などの独自サービスも。=教員賞、学生賞

・03クラス4班「自己投資」:
就職や転職で有利な資格の取得を目指す若者向けの「あましん塾」を設置。資格取得後のキャリア支援も行って差別化する。

・06クラス4班「きんこう縁結び」:
積み立て預金をしていることを条件に婚活のマッチングアプリを提供。将来の住宅取得や子育ての資金ニーズを獲得する。

クライアント賞に選ばれた07クラス6班の「Shop Step up(SSU)」について、審査に当たった尼崎信用金庫理事執行役員の村田和也さんは「対象になる若者の範囲が広く、事業として実現性が高いと感じました。足で稼いだデータなど熱心に取り組む姿勢が感じられ、説明も順序立てて腹落ちする内容でした」と評価いただきました。また、PBL全体については「当金庫が200名を超える規模で学生さんと交流する取り組みは初めてでした。私たち信用金庫職員はお金を扱う厳格な環境で仕事をしており、柔軟な発想が難しくなっています。学生さんならではのアイデア、発想を受け止めて、今後の取り組みに取り入れることを考える必要があると感じ、私たちにとっても貴重な機会でした」と振り返っていました。

<当日の様子>