学生たちは、各実習先において職場見学や就業体験、社員へのヒアリングなどを行い、企業が抱える課題に対する解決策をグループで検討し、最終日には企業への提案を行いました。
実践的な活動を通して、学生たちは現場で実際に起こっている課題を肌で感じ、新たな気づきを得たようです。また、知識とスキルの応用力をさらに高める必要性を強く認識し、今後の学びに向けた意欲を一段と高めていました。
【連携企業】(順不同)
あべのキューズモール(東急不動産SCマネジメント株式会社)、大阪シティ信用金庫、角野晒染株式会社、木谷電器株式会社、錦城護謨株式会社、株式会社小泉製作所、JAいずみの、JA大阪泉州、JA大阪中央会、常磐精工株式会社、八田工業株式会社、株式会社平井製作所、藤田金属株式会社、株式会社ラドルフ
【学生のコメント】(抜粋)
インターンシップ先:角野晒染株式会社
今回のインターンシップで角野晒染株式会社に行き、新たな商品開発や手ぬぐいを使ったアレンジ方法を考えました。手ぬぐいを使ったアレンジ方法では、顔パックを提案し菌や大きさ等に苦戦しましたが、班員と試行錯誤し1人では想像もつかない解決案を生みだすことができました。この経験から、周りの意見を取り入れ多くの案を出す大切さに気づきました。商品開発では学校用テントという案を考えました。元々はキャンプ用テントの案で進めていましたが、より多くの人に認知してもらえる商品であると考え、学校用テントという案になりました。このことから、現状の課題は何かということを明確にする大切さを学びました。
インターンシップ先:木谷電器株式会社
今回のインターンシップを通じて、業界の実務経験やチーム内で協働することの重要性を学ぶことができました。その中でも特に、コミュニケーション能力や時間管理スキルが不可欠であることを実感しました。実際にインターンシップに参加することで責任感や達成感を得るとともに、より良い会社にしていくための課題解決を提案する力を鍛える機会にもなったと考えています。この経験を自己成長の糧にして、さらにレベルアップしたいと感じました。
インターンシップ先:錦城護謨株式会社
このインターンシップでは、1年次で学習したリーダーシップを発揮し、初対面のチームメンバーとコミュニケーションをとりグループワークが出来たと感じています。インターンシップに行くことで、その会社で働く職員の方の雰囲気や企業がどのように考えビジネスをしているかを感じることができました。また、「土木事業の新卒採用」という私たちが普段考えないような課題に目を向けることで業界の知識にも触れることができ、新しい知識が身についたと思います。
インターンシップ先:株式会社小泉製作所
今回のインターン全体を通して、企業様の大切にしている「まずは、なんでもやってみる」という考え方を深く学ぶことが出来ました。社長の小泉様とも対話させていただくなかで、「最初から無理だと思っていたら何も生まれない」と言う言葉が深く刺さりました。そして、会社全体を見ると社員の皆様の雰囲気や仕事をしている姿を見ていると、やはり社長が作り出しているものだと確信しました。このような社長の考えが社員に浸透しているからこそ、ファクトリズムにもつながっていることを学ぶことが出来ました。
インターンシップ先:常磐精工株式会社
常磐精工のように独自性のある強みを1つでも持っていれば、どのように活用するかによって様々なビジネスに挑戦していけるということが分かりました。またインターンシップで企業に訪問させていただくなかで、自分の立場をわきまえ、自身の行動を省みる必要があると感じました。また周囲に喜んでいただくという視点を持つことは、自分が人として立派な人間になる為にも必要であり、また何かを生み出す際にも役に立つとわかり、とても良い学びとなりました。
インターンシップ先:八田工業株式会社
熱処理は、金属を高温で加熱し、その後冷却することで強度を高めるものだと学びました。また、自動車産業や航空宇宙、建設などの分野で使われることを学びました。インターンシップを通じて熱処理という、これまでほとんど知らなかった分野に触れることができ、とても貴重な経験となりました。チームワークやコミュニケーションを通してより学びを深めることができ、充実したインターンにすることができました。熱処理工程の理解など、今後の取り組みに活かせるスキルと知識を身につけることができたと感じています。
インターンシップ先:株式会社平井製作所
このインターンシップでは、平井製作所のような工業の分野で今どのような職場環境でどのような問題があるかについて学びました。自分が持っていた工業に対するイメージと実際体感した環境は全くの別物だったので、聞くよりも見る、体験することを大切にするべきだと感じました。グループワークでは、今回は知り合いが多かったので会話しやすい環境でしたが、初対面の人とでも同じぐらいしっかりコミュニケーションを取れるようにしていかないといけないと再認識しました。
インターンシップ先:藤田金属株式会社
金属加工、中小企業という全く自分が触れたことのなかった分野のビジネスに触れたことにより、新たな世界や価値観を知ることが出来たのが1番大きな学びだったと思います。今まで中小企業は大企業の下請けというイメージがあり、自社製品をブランド化して売り出しているイメージはなかったのですが、藤田金属株式会社さんでは自社の鉄フライパンをお客様に寄り添って作り、買いやすいようなシステムを作っているのを見て、中小企業だからできることなんだとインターンシップを通して感じることが出来ました。その一方、中小企業ならではの資金力や人材などの課題があることも知ることもでき、中小企業の置かれる立場についての知見が広がったと思いました。
直売所(畑のつづき天美店)にて所長の話を聞いている様子(JA大阪中央会)
得意先訪問に向けて、提案内容を検討している様子(大阪シティ信用金庫)
発表に向けてディスカッションしている様子(株式会社平井製作所)
提案内容をブラッシュアップしている様子(常磐精工株式会社)