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2025.2.3
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【国際教養学部】学生がムスリムを対象とするフィールドワークを行いました

国際教養学部 小池誠教授のグローバル体験セミナーでは、地域社会で暮らすムスリム(イスラーム教徒)の現状を知るとともに、彼ら彼女らが直面する問題について学んでいます。

11月3日(日)には、大阪市西成区のモスク(Masjid Istiqlal Osaka,MIO)でフィールドワークを行いました。モスクでは、インドネシア人イマーム(礼拝指導者)のヘリザルさんから、このモスクができた経緯とイスラームの重要な教えについて学びました。モスクで挙式されていたイスラーム式結婚式を見学し、イスラームの結婚式で最も重要な花婿側からの結納金(マフル)についての説明を受けました。学生たちは、インドネシア人の参列者と花嫁さんに、イスラームについてインタビューを実施しました。

12月1日(日)には和泉市南部リージョンセンターで開催されたエクタディに参加しました。これはパキスタンの祭典をシンド州出身者が中心となって実施したイベントです。エクタディは和泉市長、教育委員長、大阪府議、和泉市議も参加する和泉市を代表する国際交流の機会になっており、学生たちはパキスタン人と和泉市民との交流が図られているイベントに参加することで、国際交流の在り方を考えるとても良い機会になりました。

【学生のコメント】(抜粋)
・モスクでのフィールドワークは非常に貴重な体験でした。モスクの内部はシンプルでありながらも、信仰の深さを感じる空間でした。また、モスクの代表の方やムスリムの方との対話を通じて、彼らの日常生活や信仰の実践について理解を深めることができました。異文化理解の重要性を再認識し、自分自身の視野を広げる機会となりました。(国際教養学部4年次 藤原龍之介さん)

・私はモスクに行くのは初めてで、どんな場所なのか想像もできていなかったのですが、新しいことばかりですごく良い経験になりました。何よりモスクで出迎えてくださった皆さんがすごく親切で優しくて、質問にも親身に答えてくださったことがとてもありがたかったです。新しい知識を得られて、参加して良かったなと思いました。(国際教養学部2年次 松本梨花さん)

・モスクでのフィールドワークは良い経験になりました。日本では礼拝を禁止している企業があることをインドネシアの方から聞き、私たちはもっとイスラームのことを理解するべきだと考えました。イスラームの人は男女関わらず香水をつける文化があることを知りました。
また、大勢の海外の方々が参加しているパキスタン人のイベントに初めて参加して、日本のイベントとは全く違うと感じました。日本のイベントは静かなイメージがあるのに対して、エクタディでは皆が踊ったり、ゲームが多く雰囲気が全然違いました。パキスタン料理を頂いた時は思ったよりも辛く、少し苦手な辛さでした。私はエクタディのようなイベントが日本でも広まっていくべきだと思いました。(国際教養学部3年次 原口侑也さん)

・パキスタンの人の真面目さや熱心さが、このイベント(エクタディ)を発展させていったのではないかと感じました。和泉市の市長も訪れるなど実際に市政を担う人の目に触れることで、外国の方々がより住みやすくなっていく一歩になればいいと思いました。(国際教養学部4年次 蔀瞭之助さん)


<モスクでのフィールドワークの様子>

 
<南部リージョンセンターでのエクタディの様子>