大阪府和泉市などで展開しているシェアサイクル事業の普及方法や課題を学生が提案する経営学部の実践演習「シェリングビジネス」(小嶌正稔教授)の報告会が7月17日(木)に行われました。
学生は6つのチームに分かれ、SNSを活用した認知度向上の取り組みや、試乗会の開催、レンタルポート適地の調査と提案、周辺自治体へのサービス拡大の提言など、幅広い視点の取り組みを報告しました。
SNS活用では、InstagramとTikTokで情報発信しました。シェアサイクル事業を広く知ってもらうために、シェアサイクルのある風景や面白動画などを制作して公開したり、質問に答えるコーナーなどを展開しました。Instagramはフォロワーが2倍に増え、TikTokはフォロワーが1,000人を超えました。学内向けにはチラシを作成して配るなど、ネットとリアル(現実)の両方で、認知度向上に取り組みました。学生たちは「マーケティングの取り組みが社会に通用する手応えがあった。フォロワー数が増えると面白くなった」などと振り返りました。
試乗会チームは酷暑の7月3日(木)、大学と商業施設の2か所に試乗会場を設け、チラシを配ってPRしながら電動アシスト自転車の乗り心地を体験してもらいました。「チラシをなかなか受け取ってもらえなかったが、興味を持ってくれる人もいて、自分自身が動いて取り組むことの大切さを学んだ」などと総括しました。
観光拠点が点在している河内長野市へは、観光協会のWebサイトに掲載されているモデルコースを利用して「謎解きツアー」を企画し、観光客にシェアサイクルを利用してもらうことを提案しました。
また、レンタルポートの適地は観光施設の付近や、市の協力が得やすい公園などを実際に自転車で走って可能性を探りました。岸和田市を調べた学生は、岸和田駅にはレンタルポートがないため、設置費用を抑える方法として、近くの神社や岸和田駅前商店街の空き地にレンタルポートを設置することを提案。だんじりシーズンにはシェアサイクルの一日パスを販売し、岸和田だんじり会館の入館料割引などのお得感を演出することも呼びかけました。岸和田市を回った白樫朋弥さん(3年次生)は「観光拠点や美術館などの集客施設にポートを設置すれば、観光客だけでなく、地域住民の方も最寄り駅までの移動など通勤通学でも利用される。ポートが増えれば、利用者が増えるのは間違いない」と強調しました。
学生の報告を聞いたシェアサイクル事業を展開している冨尾石油株式会社(本社・和泉市)の冨尾佳孝社長からは「皆さんの報告は、大変素晴らしかった。今年、シェアサイクルは110台、レンタルポートは53か所になったが、認知度向上のためにまずSNSによる発信が重要で、皆さんにいろいろな取り組みをしていただき大きな力になる。試乗会も大変ありがたい。私自身も桃山学院大学の卒業生だが、実践演習では講義を聞くだけの授業にはない体験ができ、社会に出て仕事でも役立つと思う」と励ましの言葉をいただきました。
<当日の様子>
学生は6つのチームに分かれ、SNSを活用した認知度向上の取り組みや、試乗会の開催、レンタルポート適地の調査と提案、周辺自治体へのサービス拡大の提言など、幅広い視点の取り組みを報告しました。
SNS活用では、InstagramとTikTokで情報発信しました。シェアサイクル事業を広く知ってもらうために、シェアサイクルのある風景や面白動画などを制作して公開したり、質問に答えるコーナーなどを展開しました。Instagramはフォロワーが2倍に増え、TikTokはフォロワーが1,000人を超えました。学内向けにはチラシを作成して配るなど、ネットとリアル(現実)の両方で、認知度向上に取り組みました。学生たちは「マーケティングの取り組みが社会に通用する手応えがあった。フォロワー数が増えると面白くなった」などと振り返りました。
試乗会チームは酷暑の7月3日(木)、大学と商業施設の2か所に試乗会場を設け、チラシを配ってPRしながら電動アシスト自転車の乗り心地を体験してもらいました。「チラシをなかなか受け取ってもらえなかったが、興味を持ってくれる人もいて、自分自身が動いて取り組むことの大切さを学んだ」などと総括しました。
観光拠点が点在している河内長野市へは、観光協会のWebサイトに掲載されているモデルコースを利用して「謎解きツアー」を企画し、観光客にシェアサイクルを利用してもらうことを提案しました。
また、レンタルポートの適地は観光施設の付近や、市の協力が得やすい公園などを実際に自転車で走って可能性を探りました。岸和田市を調べた学生は、岸和田駅にはレンタルポートがないため、設置費用を抑える方法として、近くの神社や岸和田駅前商店街の空き地にレンタルポートを設置することを提案。だんじりシーズンにはシェアサイクルの一日パスを販売し、岸和田だんじり会館の入館料割引などのお得感を演出することも呼びかけました。岸和田市を回った白樫朋弥さん(3年次生)は「観光拠点や美術館などの集客施設にポートを設置すれば、観光客だけでなく、地域住民の方も最寄り駅までの移動など通勤通学でも利用される。ポートが増えれば、利用者が増えるのは間違いない」と強調しました。
学生の報告を聞いたシェアサイクル事業を展開している冨尾石油株式会社(本社・和泉市)の冨尾佳孝社長からは「皆さんの報告は、大変素晴らしかった。今年、シェアサイクルは110台、レンタルポートは53か所になったが、認知度向上のためにまずSNSによる発信が重要で、皆さんにいろいろな取り組みをしていただき大きな力になる。試乗会も大変ありがたい。私自身も桃山学院大学の卒業生だが、実践演習では講義を聞くだけの授業にはない体験ができ、社会に出て仕事でも役立つと思う」と励ましの言葉をいただきました。
<当日の様子>