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2021.9.27
お知らせ・イベント
秋学期始業礼拝を執り行いました
9月20日(月)、2021年度秋学期の開始にあたり、本学聖救主礼拝堂(チャペル)において秋学期始業礼拝を執り行いました。
秋学期を迎える学生の皆さまに、宮嶋チャプレンからのメッセージをお届けします。

2021年 秋学期を迎えて

植物の「竹」は中が空洞ですが、高いものだと何十メートルもの高さまで大きく真っすぐに伸びていきます。ホースのような空洞のものは、よほどその材質が硬くなければ真っすぐに立てようとしてもすぐにへなへなと折れ曲がってしまいます。竹のあのように真っすぐに伸びて、しかも積もった雪の重みなどで折れ曲がっても、その雪が解けるとまた真っすぐに立ち上がる「しなやかさと強さ」、それは竹が持っている「節(ふし)」のおかげだと言われています。まっすぐに伸びようとする竹に対して、それを断ち切るように直角に伸びる「節」、その「節」のおかげで、更に真っすぐに竹は力強く伸びることができるのです。
日々の歩みの中で、自分の伸びていきたい方向とは対立する方向に働く力に出会うことがしばしばあります。しかし、それもまた自分の成長の「しなやかさと強さ」を支える糧だと信じます。使徒パウロも、「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む(ローマの信徒への手紙5章)」と言っています。 私たち自身を「竹」に例えるなら、学期という時間の区切りも、新型コロナウイルス感染症の流行、そして日々抱える諸課題、そうした一つ一つが「私たちの成長を支える節」なのではないかと思います。この秋学期も、皆さんが、日々の諸課題と向き合いながら「しなやかに強く」成長されることを願っています。

キリスト教センターでは学期期間中、チャペルにおいて毎週月曜日と金曜日の12:40~13:00頃に「昼の祈り」を行っています。
パイプオルガンの伴奏とともに聖歌を歌い、説教を聴き、心静かに祈る時間は、あなたの”魂の養い”のときとなることでしょう。ぜひお越しください。

礼拝開始前のパイプオルガン演奏

礼拝の様子