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2022.4.2
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2022年度入学式を挙行しました
4月2日(土)、2022年度入学式(学部生1,716名 大学院生26名)を挙行しました。
入学式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学部ごとに二部制で執り行い、磯 晴久 学院長と中野 瑞彦 学長より、入学を祝う言葉が新入生に贈られました。
新入生の皆さま、ご入学おめでとうございます。

▼桃山学院大学 公式YouTubeチャンネル

≪2022年度 入学式 学長式辞≫
 
新入生の皆さん、保護者の皆様、ご入学まことにおめでとうございます!
桃山学院大学にようこそいらっしゃいました!
教職員一同、心から歓迎いたします。
 
桃山学院大学は、英国国教会の流れを汲み、1959年に開学しました。メインキャンパスを大阪府和泉市に構え、6学部7学科を有する学生数約6,400名の文系総合大学です。
 
この桃山学院大学は、開学以来、キリスト教精神に基づく「世界の市民の養成」を建学の精神として、自分とは異なるものの見方や考え方を理解し、世界のどこででも誰とでも協働できる人を育成してきました。現在のコロナ禍の中でこそ、更にはウクライナ侵攻という危機の最中にこそ、この「世界の市民」の精神が求められています。
 
今年度入学された新入生の皆さんは、これまでの2年にわたるコロナ禍の下、様々な制約を受けてきました。授業を始めとして、体育祭や文化祭、或いは修学旅行など学校外での活動が大きく制限され、皆さんも十分な学生生活を送ることができなかったと思います。同時に、医療体制や対面中心の仕事など社会全体の様々な機能が大きな打撃を受けたことはご存知の通りです。コロナ禍の収束はまだまだ見通せませんが、一方でワクチン接種も進み、新型コロナウイルス感染症と共存する道が見え始めています。
 
桃山学院大学は、十分な感染症対策を施した上で、対面授業を中心とした本来の大学の姿に戻っていきます。大学の学びは、教科書や書籍の中だけではありません。実際に社会と交わり、様々な課題に取り組んでいくことが大切で、成長の糧となります。皆さんは大学において、高校までの学びとは異なり、正解のない課題に取り組んでいくことになります。自ら考え、自ら実践してこそ、自分なりの解にたどり着けるのです。その意味で、対面で授業や、対面での活動は、非常に重要です。既に高校時代に社会活動などに取り組んだ人もいるでしょう。そうした皆さんは、是非その活動を本学でもう一段発展させるととともに、社会に向けて積極的に発信してください。これから始めようと考えている皆さんは、ぜひその一歩をこの桃山学院大学で踏み出してください。
 
ただし、大学生活には、自己責任が伴います。授業への出席にしても、課題の提出にしても、あるいはクラブ・サークル活動にしても、すべて自分で考え決断し実行していきます。高等学校までのように、学校がきめ細かく面倒を見てくれるわけでありません。逆に言えば、大学とは、卒業後に社会に自信を持って羽ばたけるよう、みなさんが自主性と自律性を身につける場であり、時間なのです。特に、今年度からは成人年齢が18歳に引き下げられ、新入生の皆さんは社会人としての自覚と責任が求められます。しかし、ひるむことはありません。若者の特権は、失敗を恐れずに何度でも挑戦できることです。社会のルールをしっかり踏まえた上で、思いっきり自分の課題に挑戦してください。
 
新入生の皆さんには、この桃山学院大学でぜひ自らのやりたいことを見つけ、それを可能な限り追い求めていってほしいと願っています。教職員一同、皆さんを応援していきます。
一緒に頑張りましょう!
 
2022年4月2日
桃山学院大学 学長
中野 瑞彦