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2022.7.15
トピックス
「地域連携特別講義‐コミュニティベースドラーニング入門」で3度のフィールドワークを行いました
本学では、地域連携に関する科目を2022年度は4科目(春学期2科目/秋学期2科目)開講しています。その1つである「地域連携特別講義‐コミュニティベースドラーニング入門」(春学期開講)のフィールドワークについてご報告します。

今年度から初めて開講されたこの授業では、泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅から徒歩10分程にある大阪府住宅供給公社が経営する「茶山台団地」にて、フィールドワークを通して実際に住民の方々と関わり合いながら、団地やその周辺地域が抱える課題解決に取り組んでいます。

この授業の担当教員を務める宝楽陸寛氏(NPO法人SEINコミュニティLAB所長/公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団代表理事)は、本学の卒業生であり、これまで数多くのまちづくり等に関わってこられました。住民の方々が主体となり行われている茶山台団地での取組み「茶山台としょかん」や「やまわけキッチン」等もその1つとなります。本学学生にとっても、このような実務者からの学びはとても貴重な機会となっています。

5月14日(土)のフィールドワークでは、泉ケ丘駅周辺の調査や茶山台団地での住民の方々の取組みなどを見学しました。その後、6月4日(土)には茶山台団地で開催されたマルシェに参加しながら、住民の方々に団地の現状や課題などを伺うインタビューを実施。7月2日(土)は、これまでの現地調査やインタビューを踏まえ、課題解決に向けての提案を住民代表者に対してプレゼンテーションを行いました。

代表者の方からは「住民さんに喜んでもらえ、すぐに取り掛かれるような内容もあり、ぜひ前向きに検討します」という感想をいただきました。
春学期も残り僅かですが、茶山台団地やその周辺地域の課題について、更なる検討を重ねていく予定です。

泉ケ丘駅周辺の調査の様子

茶山台団地に到着

団地内にある「DIYのいえ」を訪問。 DIYが得意な住民の方が地域住民の住まいの困りごとをDIYでサポート

団地集会所に開館している「茶山台としょかん」を訪問

「茶山台としょかん」は多世代の交流の場所としても活用されています

団地内にある「やまわけキッチン」を見学

「やまわけキッチン」は団地内でご飯を⾷べたり、交流の場が欲しいとの住⺠の方からの要望により、宝楽氏が所属するNPO法人SEINと住民の方々が連携し、空き室を利用してオープンさせた総菜屋さんです。

住民の方々にインタビューする様子

住民の方々にインタビューする様子

受講生と宝楽氏

住民の方々にプレゼンテーションする様子

住民の方々にプレゼンテーションする様子

【参考URL】
▼NPO法人SEIN [サイン]Webサイト
https://www.npo-sein.org/

▼公益財団法人泉北のまちと暮らしを考える財団Webサイト
https://semboku-fund.org/

▼「茶山台としょかん」Facebook
https://www.facebook.com/chayamatosho/

▼「やまわけキッチン」Facebook
https://www.facebook.com/yamawakekitchen2018/

▼「DIYのいえ」Facebook
https://www.facebook.com/diynoie/

地域連携に関する授業の受講学生には、次のような希望を持った学生が多くいます。


「将来、公務員になりたい!」
「企業の人が、どう企画して、どう運営しているかをみてみたい!」
「卒業後、地元に戻って地域を盛り上げることにかかわりたい!」
「多世代の人と交流したい!」など

秋学期も地域連携に関する2科目の開講を予定しています興味のある学生はぜひ受講してください。
詳細はシラバスをご確認ください。