■2022年9月入学式祝辞
新入生の皆さん、保証人の皆様、ご入学まことにおめでとうございます!
桃山学院大学にようこそいらっしゃいました!
教職員一同、心より歓迎いたします。
留学生として本日大学院に入学された皆さんは、過去2年半にわたるコロナ禍の下、渡航制限など様々な制約を受けてきました。このため、留学予定が当初の計画より大幅に延期となった方もいらっしゃると思います。桃山学院大学一同は、今回、晴れて留学生の皆さんを受け入れできたことを心から喜んでいます。
桃山学院大学は、英国国教会の流れを汲み、1959年に開学しました。メインキャンパスを大阪府和泉市に構え、6学部7学科を有する学生数約6,400名の文系総合大学です。
開学以来、キリスト教精神に基づく「世界の市民の養成」を建学の精神として、自分とは異なるものの見方や考え方を理解し、世界のどこででも誰とでも協働できる人を育成してきました。その意味で、桃山学院大学の扉は世界に開かれており、留学生の皆さんを暖かく迎えることはもちろんのこと、活発な国際交流イベントなどを展開しています。留学生の皆さんが、桃山学院大学でさらに世界に向けて視野を広げることを期待しています。
さて、桃山学院大学は、十分な感染症対策を施した上で、すでに対面授業を中心とした本来の大学の姿に戻っています。同時に、学外での活動も徐々に再開していく予定です。大学の学びで大切なことは、大学院研究科において自らが専攻する学問をより深く学修するとともに、その学問を通じて実際に社会と交わり、様々な課題に取り組んでいくことです。皆さんの出身国と同様に、この日本、特に関西地域には歴史に裏付けられた豊かな文化があります。ぜひこの留学の機会を活かして、日本の社会と文化を体験してください。そうした体験を、桃山学院大学での学びとともに、ぜひ皆さんの母国や世界に向けて積極的に発信してください。
一方で、大学生活には、自己責任が伴います。授業への出席にしても、課題の提出にしても、あるいはクラブ・サークル活動にしても、すべて自分で考え決断し実行していきます。大学院とは、学問を究めた専門家として卒業後の社会で羽ばたくために、みなさんの自主性と自律性を育てる場であり、そのための時間なのです。皆さんの出身国での学校の仕組みとは様々な違いがあるでしょうが、わからないことや困ったことがあれば、遠慮なく教職員あるいは友達となった本学の学生に相談してください。どんな時も、私たちは皆さんを支えていきます。
新入生の皆さんには、この桃山学院大学でぜひ新しい自分を見つけ、それを可能な限り成長させていってほしいと願っています。教職員一同、皆さんを支援していきます。
一緒に頑張りましょう!