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2023.2.6
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秋学期終業感謝礼拝を執り行いました
1月30日(月)、和泉キャンパス聖救主礼拝堂(チャペル)において2022年度秋学期終業感謝礼拝を執り行いました。

コロナ禍において秋学期の諸活動が行われたことに感謝し、新年度にむけて学生や教職員の安全を守り、豊かな成長のときとなることを祈りました。

また、宮嶋チャプレンよりメッセージをいただきました。

泣ける幸せ

様々なスポーツの試合のライブ中継を見ていて、試合終了と同時に、勝った方も負けた方も涙を流している光景を見ることがあります。見ているこちらまで泣きそうになります。

涙は様々な時に流れます。色々な感情が混じり合っているので、その理由(わけ)を考えるときりがないかもしれませんが、少なくとも苦しい練習を積み上げてきたからこそ泣ける涙なのだと思われます。涙は何度もくじけそうになりながらも必死で頑張ってきた人に与えられるもの。仲間や支えてくれる人々の思いの上に積み上げられた努力の成果でしょう。そして支えてくれる人々との絆の深さを表すものでもあると思います。そのような涙が流せる人は素晴らしいと思います。幸せなことだと思います。

話は変わりますが、寒さがまだまだ厳しいですが、後一か月少し経つと、寒さも緩み、桜の花が咲く
季節を迎えることになります。桜前線などと言われていますが、日本列島では桜は南の方から順に一か月ほどかけて、北海道まで咲いて行きます。ところが沖縄だけに限ると、沖縄では桜は北から咲くと言われています。なぜそんなことが起こるかというと、桜の開花には、温かさだけでなく、その前に寒さが必要なのだそうです。それで、寒い北の方が、開花が早いということです。

アサガオの花も朝に日の光を浴びて咲くのですが、光を24時間充て続けるだけでは開花しないそうです。それに先立つ夜の冷たさと闇の深さが必要なのだそうです。

私たち人間も、人生の喜びや手応えを知るためには、どうしても楽な方に流れてしまう心と戦い、苦しさに耐え、友と辛さを共有する時が必要なのだと思います。桜や、朝顔が咲くことも決して軽いことではなく、まさにそれぞれの努力と、積み重ねの結晶としてあるものだということを心に留めたいものです。

涙を流せるほどの幸せ。それはめったにやってこないことかもしれませんが、皆さんのこの一年の、そして、さらに続く新しい年度の様々なシーンの活躍の中に見られるのではないかと期待しています。
本学チャペルは、以下の時間、どなたでもお越しいただけます。
心静かに祈る時間はあなたの”魂の養い”のときとなることでしょう。ぜひお越しください。

※平日 9:00~17:00(土日祝、大学休業日を除く)

秋学期終業感謝礼拝の様子

パイプオルガン奏楽の様子