国立大学法人 神戸大学経済経営研究所が発行する査読付き雑誌『The Japanese Accounting Review』に、濵村純平准教授(経営学部経営学科)の論文が掲載されました。
濵村准教授は、「Does a leading indicator related to a customer improve a firm’s profit?」を執筆しています。
<論文概要>
本研究は、2期間を仮定し、商品市場競争における企業の総利益が、消費者を重視する先行指標とともに減少することを数理モデルにより示している。これまでの管理会計研究では、先行指標が企業の将来の利益を予測するのに役立つとしてきたが、このテーマでの理論的な研究はほとんどない。したがって、本研究はゲーム理論を利用して、先行指標の有用性を分析し、企業の長期的な利益を向上させることができるかどうかを調査した。その結果、経験的なエビデンスと一致し、特定の経済環境において先行指標が第1期の利益および総利益に悪影響を与える一方で、第2期の企業の利益を向上させることがわかった。
【参考URL】
▼『The Japanese Accounting Review』(発行:国立大学法人 神戸大学経済経営研究所)
「Does a leading indicator related to a customer improve a firm’s profit?」
Jumpei Hamamura
https://www.rieb.kobe-u.ac.jp/tjar/article/advance/index.html