経済学部の義永ゼミでは、国内生産回帰の動きが顕在化していることに注目し、企業に聞き取り調査を行いながら、国内産業の可能性について学んでいます。
2023年度のゼミ生(3年次)による<江川プロジェクト>では、経済安全保障政策の特定重要物資の一つである航空機部素材とも関連がある「空飛ぶクルマ」の製造過程に注目し、炭素系繊維製品量産の実態と課題について調査を実施しました。現状における航空機部素材としての炭素系繊維製品の量産は、大型航空機構造部品が主であるなか、中小企業規模で炭素系繊維製品を製造し、「空飛ぶクルマ」プロジェクトの参加企業との関連がある、滋賀県米原市梅ヶ原の株式会社童夢に聞き取り調査を実施しました。
▼学生のコメント
吉岡和洋さん
童夢様の車作りに関する考え方、また、CFRPとそれを使用した製品の製造に対してどのような認識をお持ちになっているのかを学びました。その上で、何を以ってCFRP製品の量産化と呼ぶのか、需要などを加味して必要であるか、といった視点をもつことが重要なのだと気付きました。
<株式会社童夢にて>