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2025.1.23
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【経営学部】信夫ゼミが株式会社明治(関西工場)と株式会社ヨータイ(貝塚工場)を訪問しました
経営学部 信夫ゼミ(テーマ:ケースに学ぶマネジメント)では、マネジメントの理論や課題がどのように実践あるいは解決されているかを理解するために様々なケース(企業事例)を通して学んでいます。特に生産管理や品質管理は実際の工場を見学することでよりよく理解することができます。また、新たな将来の職種に目を向ける機会にもなり、昨今のゼミ生の中には、メーカーの企画職や設計職、マーケティング職など、様々な分野に就職し、活躍しています。
今回、12月10日に大阪府・泉州地域の貝塚市にある株式会社明治(関西工場)と株式会社ヨータイ(貝塚工場)に4年次のゼミ生がお伺いしました。

■株式会社明治(関西工場)

株式会社明治(明治なるほどファクトリー関西)では、明治のヨーグルトの生産工程を見学させていただきました。会議室で社員の方の説明とビデオでヨーグルト製造について学び、ヨーグルトを試飲させていただきました。その後、120mある見学通路からヨーグルトの製造工程をガラス越しに見学することができました。パイプラインが複雑に幾重にも折り重なった設備がいくつもあり、1分間に150個や300個といった高速でヨーグルトが製造されていました。衛生管理のレベルが分かるようにスペースごとに床の色が分けられており、従業員は防塵用の作業着を着用され、衛生管理に万全を期しておられる様子が見学できました。

出所)株式会社明治(関西工場)Webサイト
https://www.meiji.co.jp/learned/factory/kansai/

≪参加したゼミ学生の感想≫
◆ヨーグルトの製造工程を見学させていただき、安全と清潔を保つ対策やその工夫を学ぶことができました。人の目で判断出来ない部分や不良品を精密機械が判断し、商品が次々と流れてくる様子が印象的でした。また近年、たんぱく質が不足している人が多いという課題を明治の商品を通して解決しようとする取り組みも勉強になりました。(経営学部4年次 中谷 陸さん)

◆主にヨーグルトなどの乳製品の製造工程を見学し、最先端の機械が使われているだけでなく、細部にわたって衛生管理が徹底されている様子を目にすることができました。また、品質を守るために行われている検査や、従業員の方々の業務に取り組む姿勢を間近に見たことで、いつも食べているヨーグルトや乳製品がどれだけ丁寧に作られているかを実感しました。この工場見学を通じて、食品の裏側を知ることで、ものづくりへの感謝の気持ちが深まりました。(経営学部4年次 本城 碧乙さん)

◆見学を通じて、製造過程における工夫などを学びながら製品への信頼感が高まりました。また、床の色で衛生管理のレベルを分けている点が、印象的でした。(経営学部4年次 廣島 恵太さん)

◆実際に製造工場を見学することで、理解を深めるだけでなく楽しさも味わうことができました。(経営学部4年次 池田 颯太さん)

◆食品製造業ということもあり、衛生管理における取り組みについて学ぶことを期待し参加しました。特に、従業員が床の色で衛生レベルを識別できるよう工夫しているなど、様々な取り組みを行っている点が印象的でした。(経済学部4年次 小西 悠真さん)

◆普段見られないような機械の中を見ることができ、非常に興味深い見学でした。床の色で衛生レベルを区別するなど、わかりやすいように工夫をしていることも見て取れました。(経済学部4年次 坂本 拓己さん)


■株式会社ヨータイ(貝塚工場)

創業1936年の株式会社ヨータイでは、耐火物・ニューセラミックスの製造販売およびエンジニアリング事業を行っています。定型耐火物では国内生産量第1位のリーディングカンパニーであり、販売先は、鉄鋼、環境装置、セメント、非鉄金属、硝子、電子部品など、多岐の業界であり、高温処理が必要な工場では必ず使用されています。なお、健康経営を会社経営の最重要事項の一つとして推進し、「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定された企業でもあります。
貝塚工場は、製造部と総務部、および新材料研究所の拠点であり、今回の見学ではセラミックスの生産工程を見学させていただきました。熟練技術者によりブロック状やプレート状に大型自動プレスやフリクションプレスで成型される定型耐火物の生産工程について説明いただきました。「健康管理」をテーマに研究しているチームには、同社での実際の健康経営推進に関する取り組みをご紹介いただきました。これからも産業の発展にかかせない耐火物を製造されている工場を見学させていただき、貴重なマネジメント事例の学びになりました。

≪参加ゼミ学生の感想≫
◆耐火物の生産を行っている工場を見学させていただいた。事前にホームページなどで同社のことを調べ、「耐火物の寿命が思っているより短い点と、燃えない物をどうやって処理するのか」という疑問を抱いていたが、社員さんからの説明により「耐火物をリサイクルすることで、問題を解決している」ことを理解した。また、大量生産される製品は機械を用いて半自動で生産されていたが、ニッチな需要のある製品に関しては未だ、職人の手作業で時間をかけ作られていることも知ることができた。(経営学部4年次 後野 舜人さん)

◆工場見学前に「耐火物とはなにか」という説明をしてくださったので、見学内容そのものが理解しやすかった。想像では、工場内では高温の火が使われていることや「暗い」というイメージがあったが、実際には目に見える範囲において火は出ておらず、また工場内も明るい印象であった。基本的に製品は機械で製造しているが、細かい作業が必要な耐火物は、一つひとつ職人さんが作っているものもあった。私がゼミで研究している「健康経営」についての質問もすることができ、大変勉強になりました。(経営学部4年次 土居 壮輔さん)

◆工場見学の後、ヨータイさんで実際に行われている健康経営について詳しくご解説いただきました。健康経営を研究している私としてはとても充実した時間となりました。(経営学部4年次 原野 藍さん)

◆特定保険指導の受診率向上など、健康経営に取り組む企業の姿勢を直接知ることができました。(経営学部4年次 新宅 涼斗さん)

◆見学を通じて、身近な耐火物のことやその種類が豊富にあることを知りました。また、職人さんの技術や作業の様子も見学でき良い経験になりました。(経済学部4年次 吉岡 万里菜さん)