国際教養学部の小池誠教授が担当する「グローバル体験セミナー」では、「多文化共生」の理念に基づいて、大阪に住むムスリム(イスラーム教徒)の問題を取り上げています。
今期の授業では、11月2日(日)に9名の学生が大阪市西成区のモスク(Masjid Istiqlal Osaka、略称MIO)においてフィールドワークを行いました。
訪れた学生たちは、インドネシア人イマーム(礼拝指導者)のヘリザルさんから、このモスクができた経緯とイスラームの重要な教え、モスクでの活動等について説明を受け、礼拝室も案内していただきました。
今回のフィールドワークの成果は、2026年1月14日(水)に実施予定の国際教養学部研究成果発表会にて報告する予定です。
以下、モスクを訪れた学生のコメントです。
・モスクで話をお聞きして、地域との深い関わりに感動しました。もともとホームレスが多かった場所で、モスクの人々が支援活動を行い、地域に温かさをもたらしていることが特に印象的でした。モスクは礼拝だけの場所でなく、学びや相談、食事の場としても開かれており、まさに多文化共生を実践している場だと感じました。信仰を守りながらも日本社会に溶け込み、助け合う姿勢に強い尊敬の念を覚えました。
・今回のグループワークで感じたことは、モスクがイスラームの人々だけでなく、私たち日本人との交流の場にもなっているということです。モスクに行く前は、どのような場所で、どのような構造になっているのか想像できていませんでしたが、実際に訪れてみると、男性と女性で礼拝する部屋が分かれていることや、モスク全体の雰囲気がとても心地よいことなど、多くの新しい発見があり、非常に良い体験になりました。
・モスクを訪れ、イスラーム教徒の人々が信仰と生活を大切にしながら暮らしている様子を知ることができました。特に、動物を捌く前に神の名を唱えるなど、食への意識が深く宗教と結びついている点には驚かされました。日本での生活は、言葉の壁や文化の違いによって大変なことも多かったそうですが、日本人の丁寧な協力によって次第に暮らしやすくなったというお話が印象的でした。また、ムスリムの子どもたちが学校のない日に勉強できる場所としてモスクが機能していることから、宗教施設が地域の支えとしても重要な役割を果たしているのだと感じました。
<フィールドワークの様子>
今期の授業では、11月2日(日)に9名の学生が大阪市西成区のモスク(Masjid Istiqlal Osaka、略称MIO)においてフィールドワークを行いました。
訪れた学生たちは、インドネシア人イマーム(礼拝指導者)のヘリザルさんから、このモスクができた経緯とイスラームの重要な教え、モスクでの活動等について説明を受け、礼拝室も案内していただきました。
今回のフィールドワークの成果は、2026年1月14日(水)に実施予定の国際教養学部研究成果発表会にて報告する予定です。
以下、モスクを訪れた学生のコメントです。
・モスクで話をお聞きして、地域との深い関わりに感動しました。もともとホームレスが多かった場所で、モスクの人々が支援活動を行い、地域に温かさをもたらしていることが特に印象的でした。モスクは礼拝だけの場所でなく、学びや相談、食事の場としても開かれており、まさに多文化共生を実践している場だと感じました。信仰を守りながらも日本社会に溶け込み、助け合う姿勢に強い尊敬の念を覚えました。
・今回のグループワークで感じたことは、モスクがイスラームの人々だけでなく、私たち日本人との交流の場にもなっているということです。モスクに行く前は、どのような場所で、どのような構造になっているのか想像できていませんでしたが、実際に訪れてみると、男性と女性で礼拝する部屋が分かれていることや、モスク全体の雰囲気がとても心地よいことなど、多くの新しい発見があり、非常に良い体験になりました。
・モスクを訪れ、イスラーム教徒の人々が信仰と生活を大切にしながら暮らしている様子を知ることができました。特に、動物を捌く前に神の名を唱えるなど、食への意識が深く宗教と結びついている点には驚かされました。日本での生活は、言葉の壁や文化の違いによって大変なことも多かったそうですが、日本人の丁寧な協力によって次第に暮らしやすくなったというお話が印象的でした。また、ムスリムの子どもたちが学校のない日に勉強できる場所としてモスクが機能していることから、宗教施設が地域の支えとしても重要な役割を果たしているのだと感じました。
<フィールドワークの様子>

ヘリザルさんからモスクについての説明を受ける受講生

礼拝室でアザーン(礼拝の呼びかけ)の様子を見学する受講生