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お知らせ
2017.12.6
お知らせ・イベント
第二回公開研究会「経営学への招待」を開催しました
経営学研究科は、2017年11月29日(水)に環太平洋圏経営研究学会との共催で、社会人や地元住民の方たちにも公開の研究会「経営学への招待」を開催しました。
7月12日(水)の第一回に引き続き、二回目の開催になりました。聖ヨハネ館の教室において、学内の教職員、学生・院生のほか、科目等履修生の方たちを含めた社会人、近隣の住民の方たち、18名の皆さんにご参加いただきました。
研究発表のテーマは、経営学研究科の谷口照三教授による「経営学の現在:過去と未来の結合としての現在という視座からの照射」と、経営学研究科の中村恒彦教授による「簿記教師のイメージに関する一考察」でした。谷口教授の発表内容は、長年の経営学研究科の中心的教授として研究されてきた、最近のアメリカの経営学研究をも射程に含む内容で、これまでの日本を含む世界各国の経営学諸学派、学説の統合に向けての構想をわかりやすく語りかけるものでした(下の写真を参照)。



その谷口教授の報告のあとのコーヒーブレイクでは、参加者の自己紹介が行われ、相互の親近感を深めることができました(コーヒーブレイクの費用は環太平洋圏経営学会からご支援いただきました)。
コーヒーブレイクのあと、中村教授は、NHKオーディオドラマ「簿記の先生がうるさい」を素材として、金銭的定量的価値を信奉せざるを得ない会計学を教える簿記教師の隠された人間性に言及する一方、現在の大学や商業高校、そして就活市場における簿記教育に対する位置づけの変化、評価の低下を指摘されました。
おふたりの刺激的なお話のあと、現職教員だけでなく、金融機関やメーカーに勤められた経験豊富な社会人の方たちから有益な感想、意見が出され、活発な質疑応答が展開されました。

また、研究会に引き続き、社会人を対象にした「大学院経営学研究科入試説明会」が開催され、参加者の方たちからは、大学院受験、入学諸条件等について、多くの具体的な質問がなされ、本学入試課のサポートも得て、適切なアドバイスが提供されました。
2018年1月17日(水)には第三回の公開研究会が行われる予定です。そこでは現在経営学研究科博士後期課程で学会発表等の活発な研究活動を行っている2名のシニア世代の院生の報告と、教育経営学を専攻する教員の発表を予定しています。第三回研究会にも多くの方々の参加をお待ちしております。