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2023.3.6
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経営学部の信夫ゼミ生(3年次)が、第68回日本学生経済ゼミナール大会に3チーム出場し、桃の森チームは決勝に進出!
経営学部の信夫ゼミでは、企業のケースを通して自らテーマを設定し、調査および企画提案しながらマネジメントを学んでいます。

2022年度の信夫ゼミ3年生は、坂下チーム「商店街の再生-街中のキャンプ商店街-」、岩田チーム「現代におけるオフィスの多様化」、桃の森チーム「障害者雇用促進への提案-メタバースの活用-」の3チームで調査研究を行い、企画提案を作成し、経済・経営系では68年続く日本最大規模の日本学生経済ゼミナール大会においてプレゼンテーションを行いました。10月23日の予選(分野別分科会)では各大学とZoom接続で実施され、12月11日の本選(決勝)では滋賀大学にて対面実施されました。本年度は、総参加人数約1200人、プレゼン部門では参加者940名・36大学・205チームであり、決勝には20チームが選出されました。

坂下チームは、尼崎商店街や生野商店街などを詳細に現地調査し、総合商店街ではなく専門商店街の提案を行い、予選(地域経済分野)にて3位でした。岩田チームは、コロナ禍でテレワークが進むなか、多様なオフィスを調査した上で、新しいオフィスのあり方を提案し、予選(労働環境分野)にて4位でした。桃の森チームは、多様な人々が仕事に参画できるバリアフリーな社会を目指して、メタバースを活用した障害者雇用の促進を提案し、予選(社会問題分野)にて1位(決勝進出)となり、決勝では4位(分科会3)という好成績をおさめました。
 

学生のコメント

森晧平さん(桃の森チーム・リーダー、経営学部3年次)
私達のチームはメタバースを活用した障害者雇用の促進について研究しました。メタバースとは、自分自身がアバターとなって活動できる、ネットワーク上に構築された3次元の仮想空間のことを指します。コロナ渦ではテレワークが注目されました。このテレワークを一時的なものとするのではなく、その発展形とも言えるメタバースを障害のある方が働きやすくする方法として、本格的に導入する価値があるのではないかと考えました。障害のある方ひとり一人に合った方法を考え、桃大の学生や障害者を雇用されているNTT西日本などにヒアリング調査しました。第68回日本学生経済ゼミナール大会で発表したところ、メタバースの利用を障害者雇用に生かすアイデアが評価され、社会問題分野分科会では1位となり、決勝に進出しました。この研究を進める中で得た柔軟性と視野の拡大を社会に出てからも生かしていこうと思います。

岩田歩美さん(岩田チーム・リーダー、経営学部3年次)
私達のチームは「現代におけるオフィスの多様化」というテーマについて4人で研究し、第68回日本学生経済ゼミナール大会で発表し、予選(労働環境分野分科会)で4位でした。リコージャパン(オフィス企画会社)やレンタルシェアオフィスなどにヒアリング調査や見学を行った結果、リモートワークが推奨される中で、社員間のコミュニケーションが希薄になっていることを知りました。そこからチームのメンバーと議論を重ねた結果、コミュニケーションを取ることに特化したレンタルシェアオフィスを設置するという提案をすることにしました。実際にチームで研究を進める中でも、性格や特性を掴めていないと円滑に進まなかったことから、コミュニケーションの大切さに気付くことが出来ました。社会に出てからも、仲間と協力して邁進していきたいと考えています。

坂下慶太郎さん(坂下チーム・リーダー、経営学部3年次)
私達のチームは「商店街の再生-街中のキャンプ商店街-」というテーマで研究をし、第68回日本学生経済ゼミナール大会予選において地域経済分野にて3位になりました。現在、多くの商店街が長期衰退傾向にあり、再生方法が見いだされないまま放置されています。集客で勝る多業種で構成された大型商業施設と特徴が重なっており、商店街は業種数、利便性で劣ります。そこで多業種で構成された商店街ではなく、1つの業種に絞った専門商店街にすれば、大型商業施設との差別化を図ることができるのではないかという仮説を想定しました。具体的には、「キャンプ」という流行りのジャンルを選定し、そのジャンルの店舗を集積させる商店街を構築するという提案を行いました。研究を進める中で諦めない気持ちと遠回りでもコツコツ頑張る大切さを学びました。

桃の森チーム(予選)桃山学院大学・聖ヨハネ館にて

岩田チーム(予選)桃山学院大学・聖ヨハネ館にて

坂下チーム(予選)桃山学院大学・聖ヨハネ館にて

桃の森チーム(決勝)のプレゼン 滋賀大学にて