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2023.5.20
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2023年度の博物館学芸員課程の実習を開始しました
博物館学芸員課程の見学研修が始まり、4月22日には本学の地元の和泉市久保惣記念美術館で学生4人が見学しました。

同課程は全学部の学生が履修でき、博物館資料論、博物館概論などの科目を27単位以上取得して卒業すれば学芸員資格を得られます。3~4年次には博物館、美術館8館を訪れて、各館の誇る収蔵品を見学する見学研修(博物館実習Ⅱ)や、館の学芸員として必要となる知識、技能などを身に付ける学内実習(博物館実習Ⅰ)、博物館の実務を経験する館務実習(博物館実習Ⅲ)に取り組みます。

和泉市久保惣記念美術館は、明治時代から約100年間にわたって綿業を営んだ久保惣株式会社の経営者が集めた国宝を含む東洋美術などのコレクションと美術館の建物を、1982年に和泉市に寄贈して開館しました。

井上敏教授(学芸員課程主任)の引率で訪れた学生は、同館の後藤健一郎学芸員から博物館法、文化財保護法など学芸員が熟知しなければならない法律や、学芸員に必要な資質などについての講義を受けました。この後、井上教授の解説を受けながら、同館が誇る「青磁 鳳凰耳花生 銘万声」(国宝)、「枯木鳴鵙図 宮本武蔵筆」(重文)などのコレクション展示を見学しました。

後藤健一郎学芸員から説明を聞く受講学生