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2023.9.28
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2023年度秋学期始業礼拝を執り行いました
9月25日(月)、本学和泉キャンパス聖救主礼拝堂(チャペル)において、2023年度秋学期始業礼拝を執り行いました。
夏期休暇中の学生の安全を守り、豊かな経験を与えてくださったことに感謝し、秋学期に行われる活動を通して、友情を育み、困難な時には助け合い、共に支えあうことができるよう祈りました。

また、学生の皆さんに宮嶋チャプレンからメッセージが贈られました。

2023年度秋学期始業礼拝 チャプレンメッセージ 要旨

初めての試みでしたが、9月のはじめに2泊3日で「デジタルデトックス、サイレントメディテーション」をカトリック宝塚の黙想の家、御受難会という修道院で行いました。参加されたのは5名の学生さんでした。2泊3日約50時間、スマホから離れて、さまざまな体験をしてみようという試みでした。

会場が修道院でしたから、そして表題も、メディテーションという言葉がありましたから、沈黙の多い会のように予想されましたが、かなり自由におしゃべりをする時となりました。普段は親しい友人とのおしゃべりをしていてもスマホの画面を見ていたり、食事を一人で摂っていても、スマホの画面から目を離さないことが多かった人たちが、スマホの画面を見ないと、他の人の顔を見つめその表情の豊かさに気づいたり、食べ物の色や形がおいしさに関わる事に気づくのでした。また、一人になって部屋でくつろいで、自分の事、将来の事など様々に思いを巡らすのでした。

イエス様の時代には、勿論スマホはありませんので面と向かって人々と対話をし続けていました。そして、今読んだ聖書にあるように、時にはイエス様は一人山に引きこもって生活を見直し、神に祈るということを繰り返されたのでした。
黙想という言葉は英語ではリトリート(ひきこもる)ということです。イエス様はその生涯、何度も山にこもって神に祈り、普段の生活をふりかえり、自分のありようをふりかえったようです。そしてそこで新しい力、アイディア、夢を与えられ、さらに大きな仕事をされたようです。5千人の人々に食事を与えたり、自分自身が変身するという体験もあったようです。そして喜びをもって毎日を進んで行ったと書かれています。秋学期、皆さんも私も、力いっぱい活動し、疲れたら休み、時には退いて、沈思黙考しつつ元気に進んで行きましょう。

皆さんの健闘を祈ります。
学期期間中には、毎週月曜日と金曜日 12:40~13:00頃に「昼の祈り」を行っています。
パイプオルガンの伴奏とともに聖歌を歌い、説教を聴き、心静かに祈る時間は、あなたの”魂の養い”のときとなることでしょう。ぜひお越しください。


〈秋学期始業礼拝の様子〉