ビジネスデザイン学部では、3年次の授業において、ゼミ活動と連動したインターンシップが開講されています。その一つとして、濱島ゼミでは、和歌山県との連携のもと、香港の食品展示会（Hong Kong Food Expo）での食品プロモーションに本学学生が参加する海外実習（期間：8月12日（月・祝）～8月19日（月））を実施しました。

商品展示会に参加する前に、日本貿易振興機構（Jetro）の香港事務所を訪問し、香港市民の嗜好や消費習慣から景気や為替などの経済環境が及ぼす影響まで、香港の食品消費について詳細なレクチャーを受けました。また、現地の小売店や生鮮市場にて日本食品の販売状況を視察し、チャネル間（近代的チャネルと伝統的チャネル）で販売される商品や品質管理の水準が異なることを確認しました。

3日間にわたる本番の食品展示会では、輸入卸業者や小売店・飲食店の仕入担当者など、海外の様々なバイヤーに試食品を提供しながら商品の説明を行い、出展した事業者の商談をサポートしました。当初は、日本の消費者とは異なる現地消費者の嗜好や食習慣をふまえて商品の説明をすることの難しさに戸惑っていましたが、最終日には、新たな説明方法を学生自ら考えて提案するなど、ビジネスデザイン学部で培ってきた課題解決力を大いに発揮してくれました。

日本食品の輸出先進地域でのこのような経験は、輸出ビジネスや海外マーケティングを学ぶ良い機会となりました。また、展示会には日本から坂本農林水産大臣が視察に来られており、出展されている商品を学生が紹介する一幕もありました。