和泉市久保惣記念美術館運営ビジョン策定委員会の委員長を務めている経営学部の井上敏教授(学芸員課程主任)が2月19日(水)、同美術館の将来ビジョンをまとめた答申書を和泉市の大槻亮志教育長に手渡しました。
同美術館は泉州地域の地場産業である繊維産業で有数の企業であった久保惣株式会社の歴代の代表者が収集した美術品コレクションや土地、建物などを和泉市に寄贈し、1982(昭和57)年に開館しました。国宝2点、重要文化財29点など東洋古美術の充実した作品群を収蔵しています。同館は7年後の令和14年に開館50周年を迎えるのを控え、美術館の将来像を検討し、また併せて今年開かれる大阪・関西万博で来日する外国人観光客らにも和泉市にも足を伸ばしてもらうために、美術館の果たす役割について、検討を行うことにしました。
答申では美術館のミッション(使命)として
・「多様な価値観・心の豊かさを育む美術館」、
・「未来の和泉を織りなす美術館」
・「まちと人を紡ぐ、和泉に根ざした美術館」
をかかげ、「国際交流」「来訪促進」「産業、福祉関係機関との連携協力」「地域活力に資する美術館運営」を推進するよう提言しました。
そして重点取り組みとして
(1)美術館を知ってもらい、より多くの方に来て頂く広報宣伝活動とインバウンド戦略
(2)関係機関との連携協力により美術館のリソースを最大限に使いこなす
(3)リニューアルの推進により、収蔵品を最大限に活かした展覧会の開催と次世代につなぐ美術館
(4)グローバルな文化財産として、他館との連携協力と世界の美術館との交流促進
(5)組織マネジメントの強化と効率的で効果的な運営
の5項目を掲げ、特に「広報宣伝活動、インバウンド戦略」と「関係機関との連携協力」に優先して取り組み、美術館のリニューアルについても推進するよう訴えています。
ビジョン策定委員会の委員は下記の方々で、本学の井上教授が中心となって答申をまとめ、大学としての地元への地域貢献も果たしました。
同美術館は泉州地域の地場産業である繊維産業で有数の企業であった久保惣株式会社の歴代の代表者が収集した美術品コレクションや土地、建物などを和泉市に寄贈し、1982(昭和57)年に開館しました。国宝2点、重要文化財29点など東洋古美術の充実した作品群を収蔵しています。同館は7年後の令和14年に開館50周年を迎えるのを控え、美術館の将来像を検討し、また併せて今年開かれる大阪・関西万博で来日する外国人観光客らにも和泉市にも足を伸ばしてもらうために、美術館の果たす役割について、検討を行うことにしました。
答申では美術館のミッション(使命)として
・「多様な価値観・心の豊かさを育む美術館」、
・「未来の和泉を織りなす美術館」
・「まちと人を紡ぐ、和泉に根ざした美術館」
をかかげ、「国際交流」「来訪促進」「産業、福祉関係機関との連携協力」「地域活力に資する美術館運営」を推進するよう提言しました。
そして重点取り組みとして
(1)美術館を知ってもらい、より多くの方に来て頂く広報宣伝活動とインバウンド戦略
(2)関係機関との連携協力により美術館のリソースを最大限に使いこなす
(3)リニューアルの推進により、収蔵品を最大限に活かした展覧会の開催と次世代につなぐ美術館
(4)グローバルな文化財産として、他館との連携協力と世界の美術館との交流促進
(5)組織マネジメントの強化と効率的で効果的な運営
の5項目を掲げ、特に「広報宣伝活動、インバウンド戦略」と「関係機関との連携協力」に優先して取り組み、美術館のリニューアルについても推進するよう訴えています。
ビジョン策定委員会の委員は下記の方々で、本学の井上教授が中心となって答申をまとめ、大学としての地元への地域貢献も果たしました。
和泉市久保惣記念美術館運営ビジョン策定委員会
役職 | 氏名 | 職名 |
委員長 | 井上 敏 | 桃山学院大学経営学部教授・博物館学芸員課程主任 |
副委員長 | 髙橋 澄代 | 和泉商工会議所 副会頭 |
委員 | 大西 起子 | 公募市民 |
委員 | 久保 尚平 | 一般財団法人和泉市文化振興財団 評議員 |
委員 | 平田 知敬 | 公益財団法人大阪観光局 常務理事 |
委員 | 松本 伸之 | 独立行政法人国立文化財機構 京都国立博物館館長 |
敬称略:五十音順(役職者除く)
答申書を読み上げる井上教授(右)
答申書を読み上げる井上教授
大槻亮志教育長(左)へ答申書をお渡ししました
答申書をお渡しし後、活発な意見交換が行われました