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2025.6.30
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【ビジネスデザイン学部】ドメインA特講「経営者・後継者マインド」でゲスト講師にご登壇いただきました(丸二倉庫株式会社)
ビジネスデザイン学部のドメインA特講「経営者・後継者マインド」(担当教員:服部繁一准教授)では、様々な企業の経営者・後継者を交代でお招きし実践的な学びに取り組んでいます。今回は、総合物流業を営む丸二倉庫株式会社の湯川茂樹取締役をゲスト講師にお招きしました。
 

■講義内容

本学卒業生でもある湯川氏は、ご自身の経歴と1949年創業以来76年間赤字なしの丸二倉庫株式会社の概要を紹介しました。同社はパート社員8割の「女性社会」で、雇用形態に関係なく「お客様のベストパートナー」として社員全員でイノベーションを目指す経営理念を掲げているとのお話がありました。湯川氏は、同社への入社が「後継者としての新たな挑戦の始まり」だったと語り、外部、内部での研修を通じて孤独な経営者にとって「相談相手の重要性」を体感したそうです。「人こそが企業成長に不可欠」であること、そして「簡単な解決策はない」と述べ、現場の知恵とチームワークの重要性を強調しました。
 

■質疑応答

学生からは、物流の仕事のやりがい、従業員のモチベーション向上策、DXへの対応、後継者として意識していることなどについて活発な質問がありました。湯川氏は、達成感をやりがいに挙げ、人を動かす上で「利他精神と感謝」を最重視すると回答。DXについては固定費リスクから機械化より「現場力と改善力で顧客と共に成長」を重視していると説明されました。後継者には「現経営者との積極的な対話」が不可欠であり、「健康管理」と「プレッシャーを楽しむ姿勢」が重要だとお話しされました。
 

■学生へのメッセージ

湯川氏は、「後継者とは常にトップの代わりが務まる準備をしている人」であり、「努力と謙虚さで結果を出し、誰よりもパワフルであること」の重要性を学生に強調しました。将来は「自社の発展だけでなく、物流業界全体の盛り上げを目指したい」と語り、学生たちにエールを送りました。

ご講義を頂きましたこと感謝申し上げます。


【参考URL】
<当日の様子>