学生サポート 障がいのある学生への支援について障がい種別ごとの支援内容

聴覚に障がいのある人への支援について

聴覚に障がいがあり、講義情報を収集することが困難である学生に対し、本学では以下のような修学支援を実施しています。

<試験時>

注意事項や問題訂正があれば、文書にて内容をお伝えします。

<講義時>

可能な範囲でノートテイク(要約筆記通訳)・パソコンテイク(パソコン文字通訳)・講義で使うDVDの文字おこしを使い、サポートを行います。
※体育実技では、ノートテイク・パソコンテイクの支援はつきません。本学では体育実技は必修ではありません。

◆ノートテイク・パソコンテイク・文字おこしとは

講義中、聴覚に障がいのある学生1名に対し、2名の学生が要約筆記をし、講義内容を伝えます。講義形態によって適した情報保障を行う必要があります。
グループディスカッションが多い講義では周りの様子を迅速に伝える必要があるためノートテイクでの支援が、座学中心で教員が話すことの多い講義では情報量を伝える必要があるためパソコンテイクでの支援が適しています。
文字おこしは、字幕のない映像教材がある場合、事前に音声を文字化したものを提供します。
※手話通訳者は学内におりません。
※学外で開催される講演会等への学生派遣はお断りしております。

肢体に不自由のある人への支援について

肢体が不自由であり、学生生活を送るうえで困難が生じる学生に対し、本学では以下のような支援を実施しています。

<試験時>

  • ・試験時間延長(延長時間要相談)
  • ・別室受験や座席配慮
  • ・問題用紙や解答用紙の拡大

<講義時>

  • ・車椅子専用机の設置
  • ・ICレコーダーの持ち込み許可
  • ・実習がある場合の場所、分野、日時の調整
  • ・体調不良や発作等による講義途中での退席許可 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。
  • ・受診や体調不良、発作等での欠席 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。
  • ・体育実技での配慮 ※本学では、体育実技は必修ではありません。
  • ・講義中のレポート等の提出方法 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。

※ノートテイク・パソコンテイクの支援はありません。聴覚に障がいのある学生のサポートとなっています。
※ノート作成補助の支援はありません。

<学内生活>

  • ・車輌入構および駐車スペースの確保  ※事前の申請が必要となります。
  • ・休憩スペースの確保 (教室棟1号館に設置)

※ご自宅から大学までの通学支援、大学での生活支援はありません。

視覚に障がいのある人への支援について

視覚に障がいがあり、講義情報を収集することや、学生生活を送るうえで困難が生じる学生に対し、本学では以下のような支援を実施しています。

<試験時>

  • ・試験時間延長(延長時間要相談)
  • ・別室受験や座席配慮
  • ・問題用紙や解答用紙の拡大
  • ・パソコン(音声読み上げソフト等)を使っての問題提供/解答

<講義時>

  • ・体育実技での配慮 ※本学では、体育実技は必修ではありません。
  • ・実習がある場合の場所、分野、日時の調整
  • ・ICレコーダーの持ち込み許可
  • ・点字の専用機器(ブレイルメモ等)や、携帯用拡大読書器の持ち込み許可
  • ・講義内小テストの事後提出(点字の専用機器や拡大読書器利用者のみ) ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。
  • ・講義全般をアシストするサポートスタッフの配置(全盲学生のみ)  ※本人が希望する講義のみ、配置が可能です。
  • ・受診や体調不良、発作等での欠席 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。

<学内生活>

  • ・盲導犬の入講
  • ・車輌入構および駐車スペースの確保 ※事前の申請が必要になります。
  • ・学内の移動に関するティーチングアシスタントの配置(全盲学生のみ)

<設備面>

すべて本学図書館3階に設置しています。

  • ・対面朗読室の設置
  • ・点字をする際に必要な場所の設置
  • ・点字タイプライターの学内設置
  • ・OCRソフトの学内設置
  • ・自動点訳ソフトの学内設置
  • ・点訳編集ソフトの学内設置

病弱・虚弱の人への支援について

病弱・虚弱であり、講義や学生生活を送るうえで困難が生じる学生に対し、本学では以下のような支援を実施しています。

<試験時>

  • ・試験時間延長(延長時間要相談)
  • ・別室受験や座席配慮
  • ・体温調整のために必要となるものの持ち込み許可(要相談)

<講義時>

  • ・体育実技での配慮 ※本学では、体育実技は必修ではありません。
  • ・体調不良、発作等による講義途中での退席許可 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。
  • ・受診や体調不良、発作等での欠席 ※本人が教員と調整し、説明することが必要です。

<学内生活>

  • ・休憩スペースの確保 (教室棟1号館に設置)

発達障がいのある人への支援について

発達障がいがあり、講義や学生生活を送るうえで困難が生じる学生に対し、本学では以下のような支援を実施しています。

<試験時>

  • ・別室受験や座席配慮

<講義時>

  • ・座席配慮
  • ・体育実技での配慮 ※本学では、体育実技は必修ではありません。
  • ・ICレコーダーの持ち込み許可
    ※ノートテイク・パソコンテイクの支援はありません。聴覚に障がいのある学生のサポートとなっております。
    ※代筆やノート作成補助の支援はありません。

<学内生活>

  • ・専門家との定期的な面談 ※事前予約が必要となります。

※他の障がい学生支援と異なる点について
発達障がいのある学生支援では、本人の長所・困難であることの両方を考え、本人を含めた関係者との話し合いの中で支援内容を決定していくことが必要になります。また、支援内容を見直した結果、支援内容が変更となることもたびたび起こります。一人ひとりの個性も違うことから支援内容も多様となるため、支援内容の対象や範囲の基準を明確に設けていません。建設的な対話から、個々に合った支援内容を決めていきます。

その他の障がいのある人への支援について

いくつか挙げた障がい以外でも、精神障がい・高次脳機能障がい等、さまざまな障がいのある学生が在籍しています。その場合、個別の支援が多くなるため、一概に決まった支援が定めることができません。その場合、本人からどのような支援が必要であるかを聞き取り、本人が学生生活を送るうえで、困難だと感じている部分をいかにして軽減するかを検討します。

☆Campus Walk