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2024.6.25
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【ビジネスデザイン学部】1年次が社会課題を解決するビジネスプラン発表

6月20日(木)、ビジネスデザイン学部1年次のドメイン授業において、ビジネスプラン発表会が行われました。今回はハラスメントやブラック校則、精神障碍者支援などの社会課題に取り組むプランをまとめ上げました。

 

■ドメイン授業とは

ドメイン授業は企業やNPO、行政などの現場で活躍している方から企業や地域社会などの課題を提示していただき、その解決策を学生がグループで考え、ビジネスプランとして発表します。1企業・団体の提示する課題に対し、4週でプラン発表まで仕上げるもので、答えのない問題に取り組む力を養う当学部の学びの中核の一つです。

 

■連携団体様

学校法人大阪YMCA

 

■発表について

今回は、不登校や発達障害などの青少年をサポートする大阪YMCAの取り組みをご説明いただき、学生たちは自らの経験などから気づいた社会課題の解決策を追究しました。予選を通過してプレゼンテーションに臨んだ9チームが、大阪YMCA学校事業部の山根一毅部長らに審査していただきました。

1位は増加傾向にある精神障碍者を支援する人をサポートする事業を企画したプランが選ばれました。サポート内容は、オンライン上の情報交換や匿名での相談、患者支援のために長時間勤務が難しい人への求人情報提供などを行うプランとなっており、「今の社会で必要とされていることであり、是非実現してほしい」と高評価をいただきました。

2位はハラスメント問題撲滅を目指す「社会問題を解決するプログラム」でした。企業内のハラスメント事案の通報を受付ける窓口会社を設立し、ハラスメント事案の迅速な把握や繰り返す人物を公表することで抑止することなどに取り組むプランです。

3位は義務教育に比べて支援が不足している入院中の高校生の学びを支える「ホープ・アカデミー」。オンライン授業や心理カウンセリング、学習計画のアドバイスなどを行うプランでした。

審査員の山根部長は「社会課題の解決をどうビジネスにつなげるかを課題として提示しました。情熱を持って取り組めることが大事で、そこからしかソーシャルビジネスは生み出せないと伝えました。学生が社会課題に目を向けることは簡単ではありませんが、1位になったチームのプランなどは心に響きました」と評価されていました。

今回は入賞となりませんでしたが、その他のプランも高評価をいただきましたのでご紹介します。

・<ブラック校則>高校のブラック校則の一覧表を作成し、模擬試験の結果とともに中学生に周知し、理不尽な校則を抑止。
・<入院中でも学校に行こう!>病気等で入院中も登校できるメタバース上の学校。
・<雪かきで高齢者を助けよう>雪国の高齢者をサポートする中高生による雪かきサービス。
・<フラワーロスとメンタルヘルス>大量のロスが出る生花を活用してアロマグッズやドライフラワーにし、忙しく精神的な疾患を持つこともある若い女性に癒しを提供。
・<Restart>シャッター通りになっている商店街の活性化と若者の体験機会のため、レンタルスペースを大学生による期間限定の飲食店などとして活用。
・<離婚危機にある家族の支援>一時的に別居して冷静さを取り戻させ、不安や恐怖を感じている子どもの避難場所を用意。

 

 

■発表の様子