講演でステファン駐日大使は、アイスランドは過去10年以上にわたって「世界で最も男女平等が進んだ国」として世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数で1位に輝いている実績を紹介されました。「これは政府、民間、そして市民一人ひとりの努力の結果です」と強調され、アイスランドにおける男女平等推進の具体的な政策を紹介されました。例えば、企業に対して男女間の賃金格差を公表・是正する義務を課す法律、育児休暇を父母双方に等しく割り当てる制度、そして女性の政治・経済分野への積極的な登用などを挙げられました。

 

講演の締めくくりにステファン駐日大使は、「私たちの経験が他国の取り組みに刺激を与えることを願っています。変化は可能です。その鍵は、学生みなさんの若い力が必要です」と述べられ、参加した学生からは大きな拍手が送られました。

 

講演後は、キャンパスで本学留学生と交流され、新棟エレノア館やチャペルなどを見学、また学長と記念品の交換などを行いました。