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2025.11.5
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【社会学科】地域活性化に取り組む学生が、商業施設で大衆演劇の魅力をアピールイベント開催しました
大衆演劇の専門劇場・オーエス劇場(大阪市西成区)のファン層拡大に取り組んでいる社会学科の学生を中心としたサークル「地域連携委員会NEXUSWORKS」は11月2日、天王寺駅に隣接する商業施設・あべのキューズモールで、劇団とチンドン屋さんによる出張イベントを開催しました。店内を鳴り物入りで練り歩き、屋外イベントスペース「スカイコート」で舞踊ショーを繰り広げ、買い物客ら多くの人たちに大衆演劇のパワーと魅力を伝えました。

オーエス劇場は1954年のオープンで、月替わりで大衆演劇の劇団が公演しています。授業で商業施設の空きテナント活用のイベント開催などに取り組んできた3年次の木田隼翔さんらが地域連携委員会NEXUSWORKSを結成し、指導教員を通じて紹介されたオーエス劇場の活性化にSNSの活用など若い発想で挑戦しています。キューズモールの運営会社・東急不動産SCマネジメント株式会社と本学ビジネスデザイン学部が授業で提携している縁で、「地域活性化のために」と協力していただきました。
11月に出演中の劇団十六夜(いざよい)の劇団員の皆さんがちんどん通信社の先導で、地下1階から3階までの売り場をにぎやかに練り歩き、学生たちは買い物客にイベントのチラシを配りながら舞踊ショーへの来場を呼びかけました。華やかな舞台衣装姿の役者さんをスマートフォンで撮影したり、子どもたちが珍しそうに見つめたりと休日でにぎわう売り場の雰囲気が一変しました。
学生の司会で始まった舞踊ショーは、劇場の常連客や買い物客ら約300人が詰めかけ、妖艶な踊りや迫力ある剣劇風の踊り、観客参加の歌など盛りだくさんの出し物を堪能していました。木田さんもあいさつに立ち、「大衆演劇の魅力を知ってもらい、是非オーエス劇場に足を運んでください」と呼びかけました。

オーエス劇場の運営会社の岸本真藤社長は「私たちはSNSをやったことがなかったので、学生さんにインスタグラムなどを始めてもらい、ショーの写真や動画を公開してもらっています。たくさんの人に伝わるようになり、大変ありがたいです。今日のショーには『大衆演劇は初めて』という方も多く、ファンが増えたら、と思います」と話していました。木田さんは「手ごたえがありました。大衆演劇を知ってもらう良いきっかけになったと思います。運営は大変でしたが、多くの皆さんに助けられ、感謝の気持ちでいっぱいです」と振り返っていました。


<当日の様子>

ちんどん通信社と劇団員による館内の練り歩きでは、多くの方が足を止めてその様子をご覧になっていました

スカイコートの舞踊ショーには、300人近くの方にお越しいただきました

昔ながらのファンから大衆演劇をご存じでない方まで、多くの方にお楽しみいただきました

ショーの後、学生を中心に全員で記念撮影