教育の基本方針
経済学部では、上記の教育目標を実現していくために、教育課程の編成と実施について、以下のような基本方針を持っています。
(1)基礎・教養学習の重視
新入生全員に対して、大学での学びに必要な基礎力を身につける「入門演習」を履修させるほか、経済を学ぶ第一歩としての「経済基礎」、広く豊かな教養を培うための共通教育科目を、基礎教育科目類、教養教育科目類の二分野にわたって提供しています。
(2)少人数教育の重視
少人数クラスでの教員との直接対話、あるいはクラスメートとの対話や討論は、豊かな人間性を養う機会であり、また学問内容のより深い理解や応用のための機会でもあります。さらに、具体的な履修指導を行い、学習への動機付けを与えるといった点からも、少人数教育は有効です。経済学部ではこうした少人数教育のための場として、1年次生から4年次生まで毎年次に「演習」科目を配置し、演習を中心に学習するシステムをつくっています。
(3)目的意識を持った学習の重視
各学生が自らの関心に沿って目的意識を持ちながら経済についての学習を進められるように、4つのコース(生活経済コース、地域経済コース、グローバル経済コース、現代経済分析コース)を設け、そのうちのひとつを選択して、経済学部での学習の柱とします。
(4)体系的学習と学際的学習の重視
経済学は完成された体系を有する学問であり、経済理論・分析手法・経済制度や経済事情をバランスよく学習していく必要があります。それとともに、経済学は経営学、法学、社会学、情報科学など周辺諸領域とも密接な関係にあります。経済学部のカリキュラムは、このような経済学の体系的な学習と周辺諸領域にもまたがった学際的な学習の双方を重視したものになっています。
(5)学外実践教育の重視
職業意識を涵養するために、国内企業での就業を体験するインターンシップを奨励しています。さらに、海外の協定大学等に留学し、語学力の向上と国際的視野の拡張をめざす海外研修を実施し、学生の参加を奨励しています。