2007年に新卒で楽天に就職してから12年ほどは、楽天市場におけるEC(出店店舗)コンサルティング業務を担当していました。当時は一人で100店舗ほどのコンサルティングを担当していましたので、毎日様々な業種の経営者の方とお話をすることがとても刺激になりましたし、経営について学ぶ機会になりました。20代のうちに課題解決に取り組む毎日が、座学では決して学ぶことのできないそんなリアルな学びが、私を成長させてくれました。
その後、楽天モバイルを経て2022年1月から楽天野球団の社長に就任しました。
新型コロナウイルスは、人や社会に様々な影響を与えました。しかし、そのような状況の中で「人々は、地域の皆さんは何を求めているのか」ということについてずっと考えていました。そして、そのひとつの結論として、我々は普段から本能的に「人との繋がりや空間」といったものを求めているんだ、ということを強く感じるようになりました。
楽天野球団では、「ボールパーク構想」を掲げ、さまざまな取り組みを行っていますが、その中でも特に「五感」を意識した空間づくりを現在進めています。 今、世の中はさまざまな分野でDXが進んでいますが、そんな時代においても「バーチャルではなく、リアルである方が良い」ものはたくさんあると思います。 私たちは、「五感」という人間として求める究極の幸せを感じてもらえるような、そんな「ベースボールパーク」を作りたいと思います。
桃大での4年間は、全てに目的意識を持って取り組みました。経営学部の地域ビジネス実践という授業で、アパレルショップ経営の販売リーダーを担当したことも貴重な経験です。メンバーの個性やモチベーションを引き出すために意見を聞き、その上で自分の思いも伝えることを意識。自分の働きかけで周囲が変わっていくことを感じました。
現在のしごとでは、NTTのお客さま相談窓口を担当。お客さまのご要望やその人に合った対応を心がけています。お悩みが解決できて、喜んで頂けるとやりがいを感じます。また、日々の業務を通じて考えた、自分のアイディアを上司に提案し、その企画が採択されたときも非常に嬉しかったです。今後も自ら積極的に働きかけることを大切にしたいです。
私は在学中、リーダーシップスキルと英語を厳しい環境のなかで学ぶことに力を入れていました。2年次に参加した経営学部の留学プログラム「IBP (International Business Programme)」では、オランダで現地大学の講義や企業訪問を通して実践的にビジネス知識と国際性を高めました。
また3・4年次では「世界に向けて論理的に自分の意見を発信する能力の習得と実践」をテーマとするゼミで、英語をベースに世の中の常識に疑問を抱くトレーニングに取り組みました。
そして2020年に卒業し、ドイツの製薬会社に入社。世界に貢献するため、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと考えています。