法学部 法律学科

学びの内容

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法学部 法律学科
希望進路に合わせて専門性を高める
3つの履修コースモデル
将来設計に沿った学修を進めるため、2年次から3つの履修コースモデルを設定。
公務員、法曹界だけでなく、企業就職にも有利な資格取得を目指すなど、将来の目標に合わせて履修できます。
希望進路に合わせて専門性を高める3つの履修コースモデル
COURSE MODEL
一般企業員を目指すならビジネス法実務コースモデル
一般企業への就職を目指す学生のためのモデル

民法や商法・経済法などの科目を通じて、企業の法務職はもちろん、一般的な職務で必要な法律知識を身に付けます。

たとえばこんな学び
  • 会社役員と株主の関係
  • 商取引に関する法と事例
  • 知的財産を守る法律
  • 働く人に関わる問題と法律

POINT

法学部の学びにより高めた能力を
可視化できる有効な手段、それは資格
資格は自分の能力を他の人にわかってもらうためのツールの1つ。
「ビジネス実務法務検定3級」は、企業を目指す人には持っていて欲しい登竜門的資格。法学部では正課の「企業法入門」で「ビジネス実務法務検定3級」合格をバックアップします。
法学部の学びにより高めた能力を可視化できる有効な手段、それは資格
山口 駿人さん
紀北川上農業協同組合 ライフアドバイザー
山口 駿人さん
法学部 法律学科 2019年3月卒業
高齢者からの相談にも確実に応えられるよう
資格取得など、勉強を続けていきたい
生まれ育った橋本に恩返しがしたいとの想いから、地域に密着しているJA職員になりました。
現在はJAバンクで渉外担当をしています。ゼミでは家族法を専攻していたので、資産の相談を受ける中で相続の話になると、学んだ内容が役立っていると感じます。在学中にファイナンシャルプランナー3級を取得した際、金融資産や保険についても勉強していたので、ここで得た金融知識も今の仕事につながっています。
今後は高齢者の方からの相談に対して確実にサポートをするため、現在はファイナンシャルプランナー2級も取得し、さらに高度な金融知識が得られる新たな資格取得を目指しています。農家の高齢化に伴って耕作放棄地が増えている昨今、農業人口はさらに減少するでしょう。一方で、法人としての農業者が多くなるとの予測もあります。JAの職員として、そういったケースに対して早めの対策を取っていきたいです。また若い方にも農業に興味を持ってもらえるように、新たな取り組みについても率先して考えていければと思います。
公務員を目指すなら公務員コースモデル
公務員を目指す学生のためのモデル

憲法、民法、行政法を中心に学び、市政に関わる幅広い法律知識を身に付けます。

たとえばこんな学び
  • 憲法が定めるもの
  • 政治の構造
  • 地方の財政に関する知識
  • 国や地方が行う経済活動を学ぶ

POINT

高い公務員合格実績を支える充実したプログラム
公務員を⽬指す学⽣のために「法学特講−公務員対策」や「公務員英語Ⅰ・Ⅱ」などの正課の授業でも実践的な試験対策を実施しています。
さらに、キャリア・センターが課外講座として実施している「公務員対策講座」では、仮に提供されている講座を全部受講した場合、 1年間に200回以上の授業を受講可能です。(全部の講座を1年間で受講せず提供講座の中から選択して受講することもできます。)
高い公務員合格実績を支える充実したプログラム
山口 駿人さん
大阪府警察
S・Mさん
法学部 法律学科 2017年卒業
子どもたちのヒーローであり続けるため、
地域の警察官として職務をまっとうしたい
私の両親は警察官でした。パトカーに乗っている父親と交通課で働く母親は、かっこよくて自慢の両親でした。中学生のころ、「生まれ育った大阪の役に立ちたい」、「困っている人を助けたい」という気持ちとともに、小さい頃から見てきた自慢の両親と同じ警察官になりたい、と目指すようになりました。
地域警察官としてのやりがいは、府民の方々に感謝されることです。また、犯人を捕まえたときは、本当にこの仕事をしていて良かったと思います。交番でも被害届を受理しますが、被害者がいれば必ず犯人がいます。被害者を出さないために警戒をして事件を未然防止するのも私たちの仕事なら、犯人を捕まえて被害者を救うのも、やりがいのある仕事です。パトロール中に小さいお子さんから「おまわりさん!」と言って敬礼をされると、警察官という職業は子どもたちにとって「ヒーロー」のような存在であると実感します。
今後も府民の方々に安心感を与えられる存在であり続けたいです。
法律家を目指すなら法律専門職コースモデル
裁判官、検察官、弁護士など法律家を目指す学生のためのモデル

基本7法(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法)を中心に法律知識を幅広く学修します。

たとえばこんな学び
  • 模擬法廷での刑事裁判実演
  • 民事訴訟法刑事訴訟法
  • 商取引法
  • 手形法・小切手法

POINT1

単なる職業体験以上の「責任」の体験
法学部独自のインターンシップが「法職インターンシップ」。法律事務所(弁護士事務所)等で研修を受けるものです(成績要件による選抜制)。依頼人との面談や裁判所への書面提出等、現に生きる「誰か」の人生がかかった現場を体験することで、法と社会との関わりやそこから生まれる責任を学び、実践的な考察力を身につけます。
単なる職業体験以上の「責任」の体験

POINT2

1年次生✕上級生による模擬裁判
テミス像のある法廷教室で繰り広げられる模擬裁判——それは、「法学特講—法学実践演習Ⅰ・Ⅱ」の一場面。そして、被告人の有罪・無罪、量刑等を判断するのは、「基礎演習」で学ぶ1年次生。実践的な学びの場が広がっています。
1年次生✕上級生による模擬裁判
山口 駿人さん
小山司法書士事務所 司法書士
小山 哲史さん
法学部 法律学科 2013年3月卒業
問題を抱えている人を孤立させないよう、
法的アプローチで地域の問題に取り組みたい
高校生のとき司法書士が行う法教育の講座を受け、この仕事に興味を持ちました。現在は独立開業し、主に成年後見業務や財産管理業務をしています。司法書士試験の際に役立ったのは民法・刑法・民事訴訟法・憲法の講義です。学説や判例の解釈まで学んでいたので、スムーズに試験勉強ができました。
また、1ヶ月間、弁護士事務所で指導していただいた法職オリエンテーションも印象に残っています。弁護士の仕事を間近で見るなど書籍だけでは学べない経験のおかげで、民事訴訟の業務も苦手意識なく遂行できるようになりました。
今後は、現在の業務を継続しながら、気軽に法律相談ができる環境づくりにも尽力していきたいです。法律家がもっと身近な存在になれば、家族や地域内だけ問題を抱え込むことなく法的なアプローチで支援し、孤立させない社会に変えていけるはず。地域に馴染んで、地域の問題に一体となって取り組み、困っている人に対して公的機関や民間団体等への橋渡し役を担いたいと考えています。
CURRICULUM
学科教育科目
共通教育科目
すべての学びの基礎として、教養を身につける社会に出ると、どのような分野においてもたくさんの知識が求められます。
それらを自分の糧として身につけるためには、幅広い教養が必要です。
基礎教育科目
建学の精神
グローバルな視野を養成するために、多様な問題に関わる世界事情についての正確な知識が必要です。そのためのキリスト教精神にもとづく「世界の市民」に必要な基礎知識を習得します。
開講科目例
  • キリスト教と桃山学院大学
  • 世界の市民
学びの基礎
他者とのコミュニケーションを図る方法や、学業や社会活動で必要となる基礎的なアカデミックスキルを学びます。
開講科目例
リテラシー
  • 大学レポート入門
  • IT基礎
外国語科目
  • 英語
教養教育科目
現代社会において、「地域で、世界で、人を支える」役割を担う人材となるには、様々な知識、歴史・文化背景に精通した教養をもとに、多様な領域を横断し、全体性の視点から考察し、行動できる能力が必要とされます。基礎的な教養科目や学部・学科の科目を展開し、自身の関心や必要に応じて、自分の所属する学部・学科以外の学問領域においても、学びを深めることができます。
開講科目例
人間への着目(人文科学)
  • キリスト教学
  • 文学
  • 考古学概論
社会への視点(社会科学)
  • 法学
  • 経済学
  • 国際会計論
科学への扉(サイエンスとテクノロジー)
  • 健康・スポーツ科学
  • 心理学
  • IT活用
未来への挑戦(学際・複合領域)
  • TOEIC
  • 生涯学習概論

各科目の講義内容は「講義計画(シラバス検索)システム」でご覧いただけます。
キーワード検索欄に科目名称を入れてください。

※講義内容は在学生向けのものです。入学年度の講義内容は変更になる場合があります。

MESSAGE
江藤 隆之 教授
専攻
刑法
研究テーマ
未遂犯論、規範論、自由に対する罪、スペイン刑法

せっかく自分として生まれてきたのに誰がどう決めたかわからないルールに縛られながら生きるなんてまっぴらごめんです。徹底的に考えて自分と他者との「人生の豊かさ」(*)を最大化する地点で見出されるルールを探しましょう。

(*)功利とか、幸福とか、快楽とか、利益とか、福祉とか、そういう言葉を使いたかったのですが、どれも論争的な概念なのでここではぼかして「人生の豊かさ」と表現しました。うまくぼかせていないかもしれません。それはそれでいいのです。死ぬときに「ああ、良い人生だった」と言えるという程度の意味です。

大川 済植 教授
専攻
会社法
研究テーマ
コーポレート・ガバナンスに関する法的諸問題

高校生のみなさんは、『現代社会』から「法の支配」を学び、その内容について考えたことがあるのではないでしょうか。このことからもお分かりのように、桃大入学後のみなさんが学ぶ「法律学」は、経済活動に役立つ実践的学問であるといえます。社会構成員としての「ヒト」は、生活上の利益を追求していますが、このような行為には様々な「ルール」が深く関わっています。私が担当する専門ゼミでは、取引社会の中で重要な役割を占めている株式会社の経営をめぐる利害関係人の利益をどのように調整すべきかについて、ビジネス法実務に沿った事案を中心に検討しています。

河野 敏也 准教授
専攻
刑事訴訟法
研究テーマ
訴因論、裁判員制度、被害者の承諾

犯罪は、ドラマや報道の影響から「逮捕で事件解決」というイメージを持っていませんか。刑事訴訟法を学ぶと本当は違うことが分かります。ただ、刑事訴訟法が刑事裁判に関する法律と聞くと、弁護人などプロに対する法律で、自分には無関係で学ぶ意味がないと思うかもしれません。ですが、犯罪という重大な紛争解決の法律を学ぶことは、人権を学ぶこと、現実を学ぶこと、バランス感覚を学ぶことに繋がります。これは、刑事裁判とは関係がない皆さんの身近な紛争の解決についても役に立つ力ですので、刑事訴訟法を学びぜひ身につけてください。

楠本 敏之 教授
専攻
労働法、社会保障法、法社会学
研究テーマ
労働法・社会保障法の社会的機能に関する法社会学的考察

労働法・社会保障法は、普段の生活の中で役に立ちます。就職して働く際には、労働に関する法律を知らないと困りますし、年金や医療から離れて暮らせない以上、社会保障に関する法律を知らないと困ります。加えて、皆さんにとって最も大切な就職活動に、労働法と社会保障法の知識は役に立ちます。公務員試験や資格試験にも出題されますし、採用面接試験でも社会常識として問われることも多いです。役に立つ法律としてぜひとも学習してほしいと思います。

鈴木 康文 講師
専攻
西洋法制史
研究テーマ
19世紀ドイツの法源論

法の歴史は大変に長いものです。それは古代ローマから始まります。その後、ヨーロッパの法は、この古代ローマの法と各地域の固有の法が結合しながら、発展していきました。それでは、ヨーロッパから遠く隔たった日本の法が、このようなヨーロッパの法と無関係かと言えば、そうではありません。現代日本法の基礎となる、明治時代の日本の法は、ヨーロッパの法を参考に作られました。また、その解釈に際してもヨーロッパの法学が参考にされました。私の専門の西洋法制史は、現代日本法のルーツを辿る学問です。

永水 裕子 教授
専攻
民法・医事法
研究テーマ
家族と医療、子どもの権利

何だか世の中ちょっとおかしいかもと感じているあなたには法学部がお勧めです。疑問を感じたことに関する法律や制度がどうなっているのかを知るにつれて、「この制度がうまく働けば助かる人がいるのに使い勝手が悪いから困っている人がいる」とか「この法律は今の時代に合わないのでは?」などの問題点が浮かびあがってきます。さらに、「この法律のせいで悲しい思いをしている人がいる」ことに気づくこともあります。このように、自分の中の微かな違和感を大切にしつつ、世の中にある制度を批判的に検討すると、見えてくる景色が変わってきます。ぜひ体験してください。

馬場 巖 教授
専攻
知的財産法(著作権法)・民法
研究テーマ
マンガの著作権について、フォーク・ロア(伝統芸能)と知的財産権

高校生の間に歴史や地理をきちんと学んでおいてほしいと思います。例えば法学部でいえば、自由権や平等権を知るためにはフランス革命を知っていなければなりません。さらにその背景に、産業革命で手工業から機械制大工業化されてブルジョア階級が生まれ、市民と貴族や王様との対立があってフランス革命が起こったことも、理解する必要があります。歴史や地理は年号を覚えるだけではなく、内容と、それが現代にどのようにつながっているかを勉強してください。そういう知識があると、大学に入って専門分野を学ぶうえでとても役立ちます。