文学研究科教員
研究科の専任教員をご紹介します。
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教員一覧
英語圏文化研究コース
応用言語学・英語教育研究コース
国際文化・メディア文化研究コース
日本語・日本文化研究コース
研究内容一覧
小野 良子 教授(英語圏文化研究コース)
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[研究テーマ]英米演劇について研究。- 特に16・17世紀英国演劇および20世紀英米演劇を研究しています。また17世紀英文学研究のためロンドン大学ゴールドスミスカレッジ大学院へも留学、文学という大きなカテゴリーからも英・米演劇を見つめ直しています。
佐々木 英哲 教授(英語圏文化研究コース)
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[研究テーマ]アメリカン・ルネサンスの作家・思想家を研究。
- アメリカ19世紀中葉、いわゆるアメリカン・ルネサンスと呼ばれる時代の作家達、思想家達、とりわけホーソーンとメルヴィルに目下のところ焦点を定めて仕事を進めている。父権的家族秩序が理想とされた時代、また今日の資本主義の基礎が築かれ中産階級が出現した時代にあって、非合理的な己の身体感覚に躓き、揺れ動くジェンダー意識に呪縛された者達は、民主主義を標榜する移民国家アメリカで、どのように生きたのだろうか。
島田 勝正 教授(応用言語学・英語教育研究コース)
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[研究テーマ]英語学力の測定と評価、言語テストの条件「妥当性」を検証。
- 英語教育について、主として評価(テスト)の観点から、データに基づく実証的な研究を行っている。「よい」言語テストの条件である妥当性に関心があり、英語のクローズテスト、聴解テスト、読解テスト、文法テスト、語彙テスト等における構成概念妥当性を検証している。
釣井 千恵 准教授(応用言語学・英語教育研究コース)
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[研究テーマ]
- ELTにおける「ネイティブ」信仰とその構築過程
- 日本社会(または世界の英語教育)における「ネイティブ」信仰とその構築過程を研究しています。
- 質的研究法
- 英語教育研究(外国語教育研究)における質的手法によるデータ収集や分析について研究しています。
南條 健助 准教授(応用言語学・英語教育研究コース)
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[研究テーマ]変わりゆく英語発音の実態を研究し、英語教育にも貢献。
- (1)実際の発話において生じる英語の様々な音声現象や異音の音声学的記述(2)音声学と音韻論のインターフェイス、特に音韻構造と音声現象の関係に関する研究(3)音韻論と形態論のインターフェイスおよびメンタル・レキシコンの内部構造に関する研究(4)アメリカ英語の発音の方言的差異と変化に関する社会音声学的研究(5)英和辞典の発音表記の理論と実践(6)日本語母語話者のための英語発音・リスニング指導の理論と実践。
森下 裕三 准教授(応用言語学・英語教育研究コース)
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[研究テーマ]
量的・質的な観点からの英語の語彙・文法研究
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(1) コーパスと呼ばれる大規模データを活用した統計的手法による英語の語彙や文法的性質の記述しながら,同時に言語研究における統計的分析手法についても研
究を進めています。
(2) 特定の語や構文が持つ意味・機能の解明を目指しています。
Adrian Wagner 准教授(応用言語学・英語教育研究コース)
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[研究テーマ]Learner Autonomy in Second Language Acquisition
- Developing learner autonomy, the ability to take control of one’s learning, is a vital part of becoming a successful second language learner. True learner autonomy involves understanding and maintaining motivation, self-discipline, the capacity for self-assessment, and knowledge of the second language acquisition process. My ongoing research in this area informs my teaching methods and syllabus design.
- Assessment of Speaking Ability
- Communicative language teaching is an integral part of modern second language education. In formal educational contexts, such as at university, assessment forms a core part of any curriculum. Assessment should not only reflect the true achievement of students to calculate a final grade, but also provide motivation and useful feedback for future improvement. My research in this field investigates practical methods of assessing the second language communication ability of students that matches the content and goals of communicative language classes.
青野 正明 教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]朝鮮総督府の神社政策と国家神道の論理。
- 国家神道は植民地朝鮮に渡ってから、変容しながらその論理が確立したと考えている。その論理は「敬神崇祖」であり、「崇祖」が神社の宗教性の受け皿となって、朝鮮人の祖先崇拝を天照大神への崇拝へと結び付けようとする内容であったと考えられる。
Abel Álvarez Pereira 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]La comunicación no verbal (kinésica, proxémica, paralingüística y comunicación visual)
- Estudio relacionado con la imagen visual y la comunicación y de cómo la simbología puede ayudar a acercar conceptos en diferentes culturas y lenguas. A través del arte también podemos obtener un conocimiento más profundo sobre la base de cada cultura. En nuestro caso, nos centramos en el arte español.
今澤 浩二 教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]オスマン朝年代記や大宰相と地方総督・軍隊との関係を研究。
- 1300年頃トルコ西北部に小国として勃興したオスマン帝国が、いかにしてバルカンや中東を広く支配する世界帝国へと発展することができたのかを、政治史と制度史の両面から跡づけることを研究テーマとしています。現在はおもに、オスマン年代記の研究や、大宰相と地方総督・軍隊との関係に関する研究などに従事しています。
王 其莉 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]
判断のモダリティに関する日中対照研究、中国語の助動詞
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対訳上対応関係にある形式の比較を通して「形式の違い」を明らかにするという比較作業を、ある文法カテゴリーに属する個々の形式に対して一貫して行い、得られた「形式間の違い」により、文法カテゴリーという視点から見たときの「言語間の違い」を見いだせると考えています。この考え方をもとに判断のモダリティの日中対照研究を行っています。また、中国語の助動詞や動詞の無標形などについても研究を行っています。
小池 誠 教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]インドネシアの人類学的研究からメディアまで研究調査。
- もともとはインドネシア東部のスンバ島の人類学的研究が専門ですが、インドネシアのメディアについても調査をしています。とくに映画などの研究に取り組んでいます。
新保 朝子 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]音韻理論を基盤とした韓国語の発音・発音規則の教育方法
- 母音・子音体系や音節構造の違いから学習者にとって難しいとされる発音や発音変化の規則を効果的に習得するために、音韻理論の原理にもとづいた説明をどのように教育現場で実践できるかを研究しています。ひとつひとつの分節音の構造を分析する音韻理論をもとに、音の変化が起こる理由やその現象に関わる音同士の関係など変化の仕組みを理解したうえで発音規則を習得できるよう、発音教育現場で音韻現象の仕組みを解説する方法を考えています。
辻 高広 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]清末の商業税徴収と内陸都市の発展
- 清末、上海をはじめとする沿海都市が西洋との接触と対外開放の結果、経済的な繁栄を迎える一方、内陸諸都市はその従属的立場におかれていくという従来の見解に対し、地方大官主導による商業税徴収と財政改革を柱とする内陸地域独自の「発展」の可能性について検討している。
土屋 祐子 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]
メディア論に基づくメディアリテラシーと多様性のためのメディアコミュニケーション環境の研究
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メディア論の視座に基づき、批判的かつ創造的なメディアリテラシーの理論と実践の研究をしています。その中で、多様な声を拾い上げ共有するデジタルストーリーテリングなどのメディア表現ワークショップに取り組んでいます。また、地域に住む多様な人びとの日々の暮らしを豊かにするメディアコミュニケーション環境のあり方について、歴史研究や国内外でのフィールド調査を進めています。
森田 良成 准教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]映像人類学
インドネシア、西ティモールにおける貧困と経済についての人類学的研究
ティモール島国境地帯における人、モノ、情報の移動についての人類学的研究
- インドネシア共和国の西ティモール、東ティモール民主共和国の飛び地オエクシ県などでフィールドワークを行っています。低開発地域の「貧しい」農民、都市で暮らす出稼ぎ人、国境地帯で密輸を行う人々などが、それぞれの新しい現実にそれぞれのやり方でどう対処していくのか。そうした人々の生きざまについて参与観察を通して理解を深め、そこから私たちがふだん当たり前だと思っているものの考え方や価値観を相対化する手がかりをつかみ、成果を論文と映像作品にして発表しています。
和栗 珠里 教授(国際文化・メディア文化研究コース)
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[研究テーマ]ルネサンス期におけるヴェネツィア共和国の貴族階級。
- 中世に海洋商業国家として繁栄したヴィネツィア共和国は、15・16世紀に大きな転換期を迎え、かつての経済大国から文化大国に変わっていった。その変化の原因をヴェネツィア商業の盛衰に求めようとする従来の研究に対し、支配階級である貴族たちの心性や行動から解き明かそうとする研究を行っている。
有川 康二 教授(日本語・日本文化研究コース)
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[研究テーマ]脳科学基礎論としての自然言語文法理論。
- 何故、ヒト脳という複雑系において、自然言語のようなシステムが進化したのか。文法現象を経験科学の手法を用いて記述し説明するには、どうすればよいのか。ヒト脳の働きとしての文法容認性反応(内省による思考実験の結果)を観察し、自然言語の統語現象の背後に潜む法則とメカニズムの書き出し、吟味を行う。
尾鍋 智子 准教授(日本語・日本文化研究コース)
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[研究テーマ]
日本における科学思想の展開および西洋近代科学の受容
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近世における日本文化の中でも、とくに近代科学思想を受容せんとした蘭学・洋学を中心にとりあげ分析している。たとえば医学、天文物理学、数学、測量学などがオランダ語やその他言語を介してどのように移入され受容されたのか、また翻訳者としての漢方医・天文方・長崎通詞など、知的サロンを形成していた日本の知識人たちはそれぞれどのような役割を果たしたのかなどについて検討している。
片平 幸 教授(日本語・日本文化研究コース)
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[研究テーマ]「日本庭園」イメージをめぐる解釈の日欧米の交流史。
- 19世紀後半から20世紀初頭の欧米における「日本庭園」解釈の変遷と、それに対する日本側の応答の歴史と構造について研究しています。イギリスとアメリカの文献を調査し、日本庭園について記述を画像も含めて収集し分析するプロジェクトなども行っています。単に庭園の造形上の変遷を追うのではなく、庭園の見方やそれに関連する価値観などが、欧米と日本の接触とどのように関わっているのかという問題に取り組んでいます。
南郷 晃子 准教授(日本語・日本文化研究コース)
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[研究テーマ]写本に重点を置いた日本の近世説話研究
- 各地で作られ読まれた写本に重点を置きながら、近世の地域社会と紐付いた怪異譚をはじめとする説話の研究を行っている。最近はキリシタン説話の研究にも力を入れている。
村中 淑子 教授(日本語・日本文化研究コース)
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[研究テーマ]関西方言における待遇表現の研究
- 同じ意味内容を表現するとしても、さまざまなことばづかいが存在する。例えば、「存じません」「知りませんよ」「知りまへんな」「知らんやん」「知らんがな」「知るかい」等々。ことばの上で相手をどのように扱うかという待遇表現の違いであるが、これらの違いが、話者の年齢・ジェンダー・職業意識・アイデンティティー・場面等の社会的要因によるものだという観点から、分析を進めている。主として現代関西方言を考察対象としているが、近世資料も用いる。