社会学部では、学生の学習を支援するために様々なプログラムを実施しています。
2017年度から、学生目線での支援体制をさらに充実させるため、学生が学生の学習をサポートするピアインテグレーター制度を導入します。
ピアインテグレーターは、学生の学習や履修に関する相談に先輩(経験者)としてアドバイスしたり、SA(スチューデント・アシスタント)として社会学部の授業に参加したり、社会学部の活性化につながるプログラムを企画・広報するなど、様々な業務に学生の視点を活かして取り組むものです。
社会学部では、2017年度から、学生目線での支援体制をさらに充実させるため、先輩が下級生の学習をサポートするピアインテグレーター制度を導入しました。4月には新入生向けの学生生活相談会、6月には論述試験対策イベントを企画・開催しました。
5月から7月にかけては、社会学科1年次生全員が履修し、大学での学習の仕方について学ぶ「社会学科基礎演習」おいて、SA(スチューデント・アシスタント)として1年次生の学習をサポートする活動を行いました。高校までとは異なるノートのとり方や、レポートの書き方など大学での学び方のコツを、自身も苦労して身につけた経験に基づいて話をしたり、グループワークのファシリテーターとなるなどして、演習において大きな役割を果たしました。
先輩であるSAからノートのとり方について話を聞いた1年次生からは、「大学に入学して2ヶ月、学びのスタイルが今までとまったく違うということを身をもって感じていました。先輩のノートを見せてもらい、自分のノートと違う点がたくさんあって、『役に立つノートのとり方』というものを深く理解することができたと思います」「ノートのとり方を教えていただいてからは、授業の聞き方が変わって、内容がよく理解できるようになりました。先輩から直接話を聞ける機会はなかなかないので、とてもいい時間になりました」などの感想が聞かれました。
SAとして活動したピアインテグレーターの高橋七美さん(社会学科3年次生)は、「大学1年目というのは何も分からず、ただただ不安を感じるものです。私も入学当初は授業やテストに対する不安をたくさん経験し、それを乗り越えてきました。今回は自分の経験を生かすチャンスだと前向きに捉え、積極的に活動しました。実際に授業に参加してみると、当時の私と同じ悩みや不安を抱えた1年生にたくさん出会いました。ノートのとり方やテスト勉強の方法など、意欲的に質問してくれる1年生がたくさんいたおかげで、SAとして参加した私自身も自分の学びに対する姿勢について再確認するよい機会になったと感じています」と感想を話してくれました。
今年度から活動を始めた社会学部ピアインテグレーターですが、これからの活動がますます期待されます。
2017年度から活動を開始した社会学部ピアインテグレーターが、新入生オリエンテーション期間の4月3日(月)、4日(火)の2日間、「学生生活相談会」を開催しました。
多数の新入生が訪れ、「時間割をどのように作成したらよいか?」、「部活しながら留学することはできますか?」など、様々な質問に対して、社会学部の先輩である「ピアインテグレーター」がアドバイスをしました。
社会学部ピアインテグレーターは、入学当初だけでなく、一年を通じて1年次生が充実した大学生活を送ることができるようサポートしていく予定です。5月からは、SA(スチューデントアシスタント)として、社会学科基礎演習における1年次生の学習をサポートします。また、6月30日(金)には、聖ヨハネホールにてイベント型相談会を開催することも企画しています。
社会学部ピアインテグレーターの今後の活動にご期待ください。
桃山学院大学社会学部では、2012年度から「社会学部学生リーダー育成プロジェクト」を実施しています。
このプロジェクトは、ふだんの授業だけではもの足りない社会学部生に、授業やゼミの枠組みを越えてアカデミックな取り組みにチャレンジする機会を提供しようというものです。
各プログラムに分かれ、学生が自分たちでイベントを企画・立案し、外部の団体と交流・協力して活動、勉強会をするなど、本学でのキャンパスライフがさらに充実したものになることを目指しています。
桃山学院大学社会学部学生リーダー育成プロジェクト「社会調査応用プログラム」facebook
再始動する本プロジェクトが最初に取り組むのは、本学が包括的な連携協定を締結している岸和田市とのプロジェクトです。このプロジェクトは、岸和田市民の方たちとともに「まちづくり市民懇話会」に参加し、「第5次岸和田市総合計画」の策定および「都市計画マスタープラン」の見直しを行うものです。「まちづくり市民懇話会」のアドバイザーを社会学部の岩田考教授が務めています。
「社会調査応用プログラム」と岩田考准教授のゼミ生の活動は各メディアで紹介されています。
12月21日(金)社会学部生がラヂオきしわだの番組に出演しました
「泉北コミュティ」12月20日号
「堺の新球団、桃大とコラボ 学生の知恵で認知度アップへ」
社会学部学生リーダー育成プロジェクト社会調査応用プログラムの学生が制作に協力した、久保惣ミュージアムタウンマガジン『コンコン』第2号が発行されました。
久保惣ミュージアムタウンマガジン『コンコン』は、和泉市久保惣記念美術館を中心としたエリアを「和泉・久保惣ミュージアムタウン」として、和泉市民そして市外の方々にも発信していこうという和泉市の構想の一環として発行されるものです。
和泉市内各所だけでなく、関西国際空港、大阪府内主要駅、国立国際美術館など関西一円の美術館、博物館、文化会館などにも置かれています。ぜひ手にとってご覧ください。
2018年7月、タウンマガジンを企画・プロデュースしている大西淳浩氏と福永眞子氏が来学され、和泉市の魅力を学生目線で紹介するプロジェクトが発足しました。8月には、情報発信を紙面だけでなくInstagramでも行うため、多くのフォロワーを持つジル氏に、Instagramのテクニックに関するワークショップをしていただき、その後、和泉市の各所を学生が取材しました。
今回のプロジェクトに関わるまで、和泉市に何があるかあまり知りませんでした。掲載していただく写真を撮りに行くために和泉市を探検していると、「こんな所に、こんなものが!!」と新たな発見が多く、とても良い経験になり、和泉市のことを知るきっかけになりました。
インスタ風に写真を掲載するということで、どのような写真や説明文にしたら、みんなに来たいと思ってもらえるか、良さを伝えるにはどうしたらいいかなど悩みましたが、8月に行われたジルさんのワークショップで教わったテクニックなどを参考にして取材をしました。
できあがった『コンコン』には、色々な工夫をして撮られた写真が掲載されていて、見ていて楽しく、私も写真の場所に行ってみたいという気持ちになりました。『コンコン』を見て、観光客の方や外国の方、本学の学生など様々な人たちに和泉市の良さを知ってもらい、お越しいただけたら嬉しいです。
本学エクステンション・センターにて、社会学部岩田考教授が担当する「いずみ市民大学 まちづくり学部 テーマ学科」の講義に、社会学部岩田ゼミ4年次生と社会学部社会調査応用プログラムの2年次生がアシスタントとして参加しました。
前回11月3日(祝・土)には、岩田ゼミ4年次生が、「社会調査に基づくソーシャルデザインの可能性『ニュータウンにおける若者の幸福』から『まちづくり』のステレオタイプについて考える」と題する講義を行いました。今回は、前回講義のフォローアップとして、受講生のみなさんと一緒に模擬インタビューに基づくグループワークを行いました。
社会調査応用プログラムと岩田ゼミの代表を務めてきた社会学部4年次生の久野雄大さんは、「受講生の方と学生で2人1組になり、お互いにインタビューを行い、その結果を分析するというワークを行ったのですが、さまざまな共通点や相違点が明らかとなり、驚きや共感の声もあがり、とても充実したワークになりました。個人的には、受講者の方から受けた質問に対して、しっかりと自分の考えを伝えることができ、社会調査応用プログラムや岩田ゼミで活動してきた成果を実感しました」と感想を語っていました。
また、「私たち4年次生の学外での主な活動は、今回のいずみ市民大学がラストになります。これまでの活動で、社会学や社会調査の知識はもちろん、さまざまな知識や考える力、考えを示す力、行動する力など、たくさんのことを身につけることができました。活動を通じてかかわらせていただいた地域の方々や企業の方々などすべての方に感謝したいと思います」と、これまでの活動を振り返り、感謝の言葉を述べていました。
講義の最後には、受講生の方から「今後も連携していきましょう」との提案があり、地域の方たちの連携の輪が広がりそうです。来年度も、岩田ゼミ、社会調査応用プログラムともに様々な活動を計画しており、活躍が期待されます。
※いずみ市民大学は学校教育法上の大学ではありません。和泉市が行う生涯学習推進事業の名称です。